![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhzxG_6UwYUPlb2JB8r7IXwTmGNQ8KOCUg880AUlfdEbn7tVPN9x0yI5Uz3LTxMQSsRE8Q0F5pkGb1oY2Qx0m1CTnoRMB1ro7f41dG8dSomE-jIeGVuuW0tzwIfOqtH14OqOTqlzJJI7IQ/s320/yc500.gif)
Open Network LabやIncubateCamp、ブレークスルーキャンプなど日本国内でも多くの起業家支援プログラムが誕生してきていますが、そのモデルケースともいえるY-Combinatorの2011年夏のクラスを受けた起業家たちによるデモ・デーのニュースが多くのメディアを賑わしていたので、今回はその中から特筆すべき5つのスタートアップをピックアップしてご紹介。
(Y-Combinatorについて詳しくはこちらなど→『なぜY Combinatorだけ特別? Dropbox創業者に聞いた - @IT』)
■ZigFu
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhg6FHh0iJtgrGjK70_xs7HQbKjgxYujqORPuclSLnoYg6R7_HeSS3TpORz7pmqpyTPVqPHtWEI_rbwXfFisgTvS8qd2Sr6Wq75nNBw29m0xhWbEcbhW9OnOGD04iDFr0Ihlsv_dXaOFQE/s320/zigfulogo.png)
ZigFuはKinectのような人のジェスチャーによって操作できるアプリを開発しやすくするツールを開発。
ZingFuのメンバーには、Kinectのモーション認知システムをライセンス提供しているイスラエルの企業、PrimSenseの出身者が2人おり、技術力は高い。彼らの目標は、Kinectや他のプラットフォームを対象としたジェスチャーで操作できるアプリのためのapp storeを作ること。まだまだこれからの分野だが、そのようなアプリ開発に関心のある開発者からは注目を集めており、既に100名を超えるエンジニアが登録している。
■ Vidyard
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Vidyardは"ビジネスのためのYoutube"を自称している。
彼らはYoutubeは企業が動画などを投稿するのに最適なプラットフォームではないと考えており(例えばBlackBerryの商品紹介動画の関連動画に競合商品の動画で出てきたり)、企業が動画をすぐに投稿できるサービスを提供する。
Vidyardは既にコカ・コーラのような企業を顧客としており、これまでに100,000ドルの売上をあげている。
Vidyardのような事業は、ブロードバンド帯域の増加やクラウドによってようやく実現が可能になった。
■ Codecademy
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Codeacademyを例えるなら、”プログラミングのためのKhan Academy”といったところ。リリースから2週間にもかかわらずあっという間に広まっている。既に200,000人のユーザーを抱え、多くの企業がその修了生を獲得するべくアプローチしてきている。Codeacademyの設立者たちは、”Codeacademyはこれから求められるスキルを教える場だ。"と述べている。
■ Debteye
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgIWHw0T03-AEfQSeFON-S1GXVw0JItePtJXBmcZ5BtP6L3hEFpWZExxJk_5HafpGMdNur4J41sZJB9blvw_f917q_aeQXPBpG_8RihQ4ODyFilU75bjD-d10T9vDI5MwMGWY4NoihukUo/s320/debteyelogo.png)
Debteyeは借金に関するカウンセリングを完全自動化し、提供するサービス。テクノロジーのトレンドの最先端をいっているわけではないが、借金回収やクレジットカードに関するカウンセリングに関わるマーケットは非常に大きいのである。さらに、そのマーケットにおけるプレーヤーたちは電話で個別対応を行っており、そのカウンセリング自体も高額であると悪い評判を受けているため、Debteyeはそのような状況を一掃することを目指している。まさに、シリコンバレー流のイノベーションが起こせるマーケットといえる。
■ Verbling
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEin4-B1FThxom9R4Jy3GTHpKVDeP3PwKyUz35CRvbMgOyegrMwAuCneQCbm43q4IJFq_U2d5aYyaphHa6rHPSMaYJnvBjk-IPdJwomViNFsIf8mlnjDaGo5XY8nAYZ5Fy4LDRq1xzYYYaA/s320/verblinglogo.png)
Verblingは語学をネイティブスピーカーと学びたい人々をターゲットにブラウザでのビデオチャットを可能にしているサービス。Verblingでは6週間で既に1日当たり計2500分もの会話が行われるレベルに達しており、教育関係やソフトウェアが買収を狙うようなサービスといえる。
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既に大きな売上をあげていたり、大きな企業がアプローチしてくるような仕組みを作っていたり、はたまた大きなマーケットを狙っていたりとそれぞれがさすが洗練されたアイデアのように感じます。
また、参加していたSquareの創業者の一人、@pmはYCのデモ・デーについて以下のような印象的なコメントをしています。
Watching YC demo day is like seeing the future.
日本のOpen Network LabやブレークスルーキャンプやIncubateCampもそのような未来を創るプラットフォームとなることを期待したいところ。
その他、デモを行った全31社のそれぞれについてはTechCrunchがカバーしているので是非そちらをご覧いただければ。→『Y Combinator Demo Day: The Ultimate Roundup | TechCrunch』
日本語では、TechDollさんの記事をどうぞ→『 YcombinatorのDemoDayでpitchするスタートアップ30選 – IT / テクノロジー | TechDoll.jp』
【参考】
『5 startups to watch from Y-Combinator’s Summer 2011 class — Tech News and Analysis』
『Y Combinator Demo Day: The Ultimate Roundup | TechCrunch』
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