もはや本ブログ読者の方には、おなじみBusiness Insiderにここ数年で急成長を遂げたWebサービスである位置情報サービス、Foursquareと旅行者のための空き部屋マッチングサービス、Airbnbの初期プレゼン資料が掲載されていました。
2年前の本格始動から順調に成長しているように見えるFoursquareと紆余曲折を経てここまでたどり着いたAirbnbが当初どのようなビジョンとビジネスモデルを描いていたのか、がわかる貴重な資料ではないかと思うので紹介してみたいと思います。(Airbnbの経緯についてはこちらなどが参考になります→『14ヵ月で1000%成長したAirbnbのさらなる可能性 - eBay for spaces』)
ちなみに、Foursquareは現在までに1,500万のアプリダウンロードを達成しており、60億ドルの事業評価を受けています。一方のAirbnbは13億ドルの評価とともに1億1200万ドルの資金調達を先日行いました。
ではでは、早速以下より。
■Foursquare
こちらのPitch資料は、FoursquareがSWSXという場で華々しいデビューを飾った3ヵ月後のもの。既にプロダクトが完成しており、商用利用もされていたことからFoursquareでどのようなことができるのかの説明に注力した資料な印象。
"What is Foursquare?"の最初に、Friend-Finder(友達探し)というキーワードが出てくるのが興味深いですね。
Airbnbの方の資料は現在のビジネスモデルに到達する以前のものですが、具体的なプロダクト説明よりもビジネスの可能性、モデル、ポジショニング、競合優位性まで包括的に説明されたものになっています。
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Foursquareの方は具体的な説明となっているので全体的には真似することは難しいそうですが、アプリ制作の際の見せ方としては参考になりそうですね。
一方、Airbnbの方は10枚というミニマムのスライド数の中でビッグアイデアをどれだけ伝えきるか、ビジネスを0から考える際のテンプレートとして使えそうですねー。
【参考】
Original Foursquare Investor Pitch Deck 2009
Airbnb's first pitch deck
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