2012年最初のブログということで2012年はどんな年になっていくのか、それを考える際の参考になりそうな資料を紹介したいと思います。
FacebookやTwitter、Zynga、Patn、Spotifyなど様々な有力スタートアップに投資を行うアメリカ最有力のベンチャーキャピタル、KPCBがインターネットの2011年における潮流をまとめたレポート。
昨年10月にサンフランシスコで行われたWeb 2.0 Conferenceにおいてウォール・ストリートのアナリストからベンチャーキャピタリストへ転身したMary Meeker氏によってプレゼンテーションされたものです。
このレポートでは、インターネットにおける現在のトレンドが11の項目で紹介されているのですが、今回はその中でも注目すべきものを3つほどピックアップしてみました。
1. モバイルデバイスの爆発的成長とそれによってもたらされる個のエンパワーメント
スマートフォン端末でのインターネット接続は、これまでのラジオ、テレビ、PCインターネットと同じ程度のペースで社会に浸透する兆しをみせています。
既にアメリカ、西ヨーロッパでは既にスマートフォン出荷がモバイル端末の50%を超えたており、モバイル端末における検索数やモバイル広告のマーケットは爆発的に成長しています。
このようなモバイルデバイスの普及に伴い、情報伝播はよりリアルタイムかつ即時的、広範なものになっている。(以下は日本の震災時におけるTwitter上の情報伝播の様子)
2. ユーザーインターフェイスの変化
SiriやiPad、Kinectなどに代表されるようにインターフェースは、これまでのテキスト(80年代)、グラフィック(90年代)からよりフィジカルなものに変化してきている。
3. デジタルアイデンティティにおける攻防
以前、『実名webか匿名webか - それぞれの思想とメリット』で紹介したWeb上におけるアイデンティティーに関する議論はGoogle+の登場などもあり、より深まることが予想さ
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それ以外も非常に示唆に富む情報に満ちた資料は末尾より。
個人的には、2のユーザーインターフェイスの変化に非常に期待しています。 特にKinectの可能性はヤバいですよね。
【参考】
2011 Internet Trends @PSFK
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KPCB Internet Trends (2011)