年に1度実施される世界最大級の広告賞、カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルが17日から始まっています。
TwitterのCo-founderであるJack Dorseyが今年の"Media Person of the Year"に選ばれていたところから興味をもち、先日も河尻亨一 (@kawajiring)さんの開催されていた”2012 cannes meet up”に参加して、いろいろ勉強させていただいていたのですが、Adverblogにて今年のカンヌを見据え、昨今のトレンドをまとめた記事があったので、そちらを紹介してみたいと思います。
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1. ポスト・デジタル
オンラインとオフラインの境目はより曖昧なものになり、その両方をまたがないようなキャンペーンというのは考えられにくくなっている。Coca Colaのキャンペーン、"Project Re: Belief"はこのようなトレンドの最たるものであり、”Buy the world a coke”というコンセプトがデジタルを通じてリアルなものとして実現されている。
2. クリエイティブなテクノロジー利用
テクノロジーをクリエイティブに活用した事例が増加している。冷蔵庫用マグネットからピザの注文ができるようにしたり、"排出0"という エコな車の効果をビジュアル的にカモフラージュすることで表現するなどしている。
3. スタント
YouTubeでの拡散を狙ったスタント型広告が過去2年での成功事例を受け、ますます増加している。
4. リアルタイムとリアクティブ
Coca Colaのスーパーボウルにおけるキャンペーンのように、リアルタイムなキャンペーンに新たな意味付けを与え、デュアルスクリーン(携帯とTV)における視聴スタイルを上手く活用する事例が現れてきている。
5. キャンペーンではなく、プログラムに
キャンペーンは一度切りのものでなく、プログラムとして毎年、刷新されながら展開されるようになってきている。
6. プロダクトにおけるイノベーションとサービスのデザイン
Nike Fuelのようなプロダクトと見るべきなのかとキャンペーンと見るべきなのか分からないようなイノベーションが生まれてきている。より多くのブランドがこのように、メッセージを発するキャンペーンを実施するだけでなく、そのためにプロダクト自体を革新していくようになるのではないだろうか。また、アメリカン・エキスプレスはTwitterとのパートナーシップによって、会員に向けた新たなサービスを提供し、店舗側に対しても新たなビジネスモデルを提示している。
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上記とは別に河尻さんの開催されたMeetupにて解説をしてくださったキラメキ、石井さん(@KIRAMEKI_ISHII)がTwitter上で紹介されていた『カンヌ獲るかもしれない広告』がNAVERにてまとめられていました!ご興味ある方はそちらも是非。
『カンヌ獲るかもしれない広告』11個 byキラメキ石井さん
どんな結果になるのか今からとても楽しみです。(来年、再来年ぐらいには行けたらいいなぁ。)
【参考】
6 trends for Cannes | Adverblog
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