29 April, 2011

NetSquared Tokyo meetup #9に行って感じた刺激的な「イマ」という時代





昨日、僕も参加させていただいている”NetSquared Tokyo”のイベントが行われました。

詳細は市川さん(@SocialCompany)がまとめられているレポート、『NetSquared Tokyo » 9th NetSquared Tokyo meetup report』を是非見ていただきたいのですが、関さんの"sinsai.info"の取り組みのスピード感とスケールには本当に驚きました。

震災という国家規模での出来事で同じ意思を共有していた人が多かったというだけでは成立しえない取り組みであり、その想いを実行に映すことができるクラウドやUshahidiなどのインフラやリソースが既に存在し、TwitterやYammerに代表されるソーシャルメディアのような取り組みを伝搬する仕組みやネットワークも揃いつつある、というのが「イマ」という時代なのではないかと思います。(sinsai.infoは震災後4時間で立ち上がったうえ、1つのサポートを求めるツイートで20人以上の技能をもったエンジニアが集まり、現在では総勢250人が参加するほどになっているとか!)

今後、変化が激しい社会になるとよく言われますが、それを改めて感じずにはいられないお話でした。

また、お話の後、参加された方とお話させていただいたのですが、非常に面白い方ばかりで刺激をうけるばかりでした。
こういうところからさらなる変化の種が生まれてくるのだな、と感じた楽しい会でした。

NetSquaredのような素晴らしいコミュニティが今後より活発になっていくよう僕も頑張っていきたいと思います!
(今回も市川さんが運営を全てやられており、僕も何もお手伝いできずじまいでした。。本当に申し訳ないです;( 次回からはしっかりとやりたいのでよろしくお願いします!>市川さん)

ソーシャルメディアがアメリカにおいて、受験をどのように変えているのか



Alltopで紹介されていたインフォグラフィックスが非常に面白かったのでご紹介。(図の紹介の後に記載されている情報の解説をしています。)

Reading students like an open facebook, or how social media is reshaping college admissions
Courtesy of: Schools.com


なんと、アメリカトップの大学のうち、80%が学生の選考にあたって、ソーシャルメディアを活用しているとか!
さらに、70%の大学がFacebookのプロフィールは学生の選考にあたって、参考にする資料として高いプライオリティを置いているとのこと。

また、21%の大学がソーシャルメディアを選考プロセスに組み込むことを検討しており、13%は既にそれを実行しているのだとか。

学生のリクルーティングのときに、使っているソーシャルメディアはFacebookが82%がトップとなっていますが、それに次ぐのはTwitterとYoutubeが56%で同率。
おそらく、Youtubeで動画を投稿したりすることは相当な加点になるのかも。

Admissionの責任者のうち、68%はソーシャルメディアは入学者を選ぶのに有益だと述べている一方で、32%はそれがマイナスに作用していると回答しており、オンライン上におけるブランド管理の重要性を感じずにはいられません。

---

全体的に、学生のリーダーシップを評価するアメリカの受験システムにおいてソーシャルメディアはその人の人となりを見るだけではなく、積極性や社会的関心度などを測るためのツールとなっているように感じます。(アメリカでは大学受験においてもエッセイを書かされるため、その裏を取る意味でもソーシャルメディア上の行動が見られているのではないかと推察。)

日本でもソーシャルメディアの活動が受験プロセスに組み込まれるようなことがあれば、国民のITリテラシーや社会的関心などは確実に高まるのではないかと思うのですが、どこかやらないのでしょうかね。

民間レベルでの取り組みでは追いつかない部分なので、是非システムとして取り組んでもらいたいところ。

SFCやAPUなど革新的な大学の今後のアクションに期待。

<ちなみに>
本日TLで以下のようなプログラムを発見しました。
自分が今中高生だったらよかったのにと思わずにはいられなかったり。。

Life is Tech! | 中学生、高校生のためのiPhoneアプリ開発、Androidアプリ開発、Flashアニメーション、Game(ゲーム)デザインプログラム!

28 April, 2011

Society has started to embrace Technology ~エジプト民主革命の象徴、Wael GhonimはGoogleの次のフィールドとしてNon-Profitを選んだ~





先日、さきごろ起きたエジプト革命においてソーシャルメディアを活用し、その象徴となったGoogle幹部、Wael Ghonim氏がその職を辞したという報道がWiredなどのメディアで流れていました。
Twitterへの投稿によると氏はこれから”貧困や教育問題を解決するためのテクノロジーにフォーカスしたNGO”をエジプトで立ち上げる、とのこと。

エジプト革命はソーシャルメディアがその媒介を果たした事例として大きく注目を浴びていますが、今回のGhonim氏のアクションはテクノロジーの発展や社会問題に対してテクノロジーを用いアプローチしていくことが私益ではなく、公益にかなうという認知が一般化する未来の到来を暗示しているのではないかと感じます。

テクノロジーの発展の事例として、Googleは大きな貢献をもたらしてきましたが、あくまで私企業であると(特にヨーロッパなどで)懐疑的な見方をされてきており、Linuxのオープンな発展なども、私益のためではないとはいえ、より公益的な社会的・政治的インパクトというのはあまり実感されてきていませんでした。

しかしながら、ここ数年のテクノロジーの発展の結果として生み出されたソーシャルメディアはリアルとバーチャルの世界を結びつけ、より直接的な形で社会に働きかけるようになってきました。(エジプト民主革命はもちろん東日本大震災における募金活動などでも大いに力を発揮しています。)

意味のある仕事を求め、テクノロジーに理解のある私たちのような若者世代がGoogleでの輝かしいキャリアを捨ててエジプトのために働こうというGhonim氏の後を追うようにテクノロジーというアプローチを持って、ソーシャル・イノベーションの世界に一気に押し寄せる日も近いのではないのでしょうか。

ちなみに昨日、Ghonim氏はTwitterにて以下のような投稿をしていました。

“Some people make things happen, some watch things happen, while others wonder what has happened” ~ Proverbless than a minute ago via web Favorite Retweet Reply



Ghonim氏のような"make things happen(事を起こす)"なかっこいい若者が増えることを願うとともに、自分自身もそんな風になりたいと感じたニュースの紹介でした。

最後に、氏のTEDトークを。非常にinspiringで素晴らしいスピーチです。



参考:
「エジプト革命」でソーシャルメディアが果たした役割とは?  | ソーシャルビジネス最前線 | 現代ビジネス+[講談社]
「エジプト 2.0」~エジプトの新しい民主社会構築のために、どうソーシャルメディアが使われているのか?  | ソーシャルビジネス最前線 | 現代ビジネス [講談社]
Egyptian revolutionary examines future | Stanford Daily


【紹介】日本では、まだまだソーシャル・イノベーションの世界とテクノロジーの世界の間の距離は遠いように感じますが、そのギャップを受けるべく活動している団体に僕も参加させていただいているNetSquared Tokyoがあります。
本日4/28(木)の19:00よりイベントを行うのですが、定員にはまだ至っていないようなのでご興味ある方是非いらしてみてください:)
僕もMtgが終わり次第行く予定です!
詳細は以下より
http://www.netsquared.jp/event_0428/

26 April, 2011

中国版Twitter『Sina Weibo』が『Twitter』を超える日





以前、「次のウェブ・トレンドを作るのは新興国だと思う。急発展するインドネシア」にて、今後のウェブ・サービスのトレンドを決めるのはマーケット自体ではないかと書きました。

そして、それをまさに体現しそうなサービスの本命は中国版Twitter『新浪微博(Sina Weibo)』だと思っています。おそらく、Sina Weiboは数年以内にTwitterを世界的な浸透率で超えるはず。

Sina Weiboの最近の躍進について少し触れておくと、今年3月にはユーザー登録数、1億人を突破しており、Resonance Chinaによるとトラフィックも急増している模様。(『中国最大のTwitter風サービス「Weibo」、ユーザーが1億人を突破 : IT業界動向』)
さらに、Twitterで最もフォローを集めるLady Gagaのフォロワー数は950万人ですが、Sina Weiboで最もフォロワーの多い女優、姚晨は770万人のフォロワーを集めています。

また、中国の英字紙、China Dailyは、日本の2010年が「Twitterの年」であったのと同じく、中国の2010年は「Sina Weiboの年」だったと述べているようです。



ちなみに、中国におけるSina Weibo成長の背景には、人々の意見を集めることができ、かつ監視することもできるため、それらを政策立案に活かしていきたい中国政府の意向というのも大きく左右している模様ですが、日本におけるTwitterと同じく、企業にとっても非常に有益なツールとして認識され、さかんに使われているようです。(一例→『[翻訳News] 中国の2大ソーシャルWeibo(新浪微博)とRenren(人人網)を使ったメイベリンの中国マーケティング戦略 | Startup Dating [スタートアップ・デイティング]』)


さて、Sina WeiboがTwitterを超えていくと僕が考える理由は、以下の3つ。

1. 中国のマーケットとしての重要度を映すかのように、海外からの利用が増えている。

具体的に、Sina Weiboを使っている海外の著名人としては、トム・クルーズは48万人以上のフォロワーを獲得しており(Twitterのフォロワーは150万人)、ビル・ゲイツやNBAプレーヤーレブロン・ジェームズは100万人を超えるフォロワーを既に獲得しています。

これは間違いなく、今後も増えていくと思われます。

2. Sina Weiboの海外進出はまだまだこれからであり、浸透しやすいマーケットが多く存在する。

現状では、Sina Weiboは海外での認知はほとんどありませんが、しかしながら、今後展開していく姿勢を見せています。
Twitterのようなアメリカのサービスが海外に進出するためには、それぞれの言語、文化に合わせるローカライズが必要になります一方で、『Chinese everwhere』と揶揄されるように海外に住む中国人は3500万人以上に上り、台湾、香港、シンガポールなどはローカライズのコストもそこまでかからないマーケットでもあります。

3. 携帯電話への搭載の標準化を推し進めている。

Facebook携帯やTwitter携帯などソーシャルメディアサービスの携帯標準機能化が推進されていますが、Sina WeiboもChina Mobileとともにそのような商品、アプリケーションの開発を進めており、それが達成されればChina Mobileの携帯を使うユーザーが800万人を超えるインド・マーケットでの浸透もみえてきます。


以上のような3つの要因は世界的なレベルで強力なネットワーク効果を呼び起こす可能性が非常に高く、Twitterを数年以内に追い越す可能性は十分にあると思われます。

当然ながら、期待されるようなシナリオがそのまま進むことはないでしょうが、仮にSina Weiboが世界中でインフラとなるような時代が来るとすれば、現在のような西洋偏重な世界の秩序も大きく揺らぐのではないかと思います。

これからどんな展開をしていくのか楽しみでなりません:)

参考:
Will The World Be Sina Weibo’s Oyster?
中国版ツイッター「新浪微博 Sina Weibo」って? - NAVER まとめ
メディア・パブ: 中国版ツイッター「Sina Weibo」、爆発的な勢いで成長
『』

25 April, 2011

Klout?Peer Index? - オンライン上のアイデンティティを管理する上で有用な2大ツールを比較してみた





ソーシャルメディアを使って仕事を得る7つの方法』という記事を数日前に書きましたが、これからネットが社会にさらに浸透していくにつれてオンラインでの活動というのは重要性を増してきます。
うまく使えば人生をレバレッジするツールとしてソーシャルメディアはその威力を発揮しますが、その効果を最大化していくにはうまく管理していく必要があります。(例えば、起業したいにも関わらずその発信方法がまずいためにどういう分野で、なのかが伝わらずネットワーキングの手段としてソーシャルメディアが機能しない、など。)

そのような事態を避け、ソーシャルメディア上での自己アイデンティティをうまく管理していくためのツールとして、『Klout』や『PeerIndex』は非常に有名なのですが、KloutはまだしもPeer Indexはほとんど認知されていないので両者を比較しつつ、まとめてみたいと思います。

Klout



Kloutは自分がどのようにTwitterなどのソーシャルメディアを使っているのかを類型化し、どのような影響力をもっているのかを調べてくれるサービス。

何度かサイトが一新しているのですが、現在は

・Reach - どれだけの人につぶやきが伝わるか
・Amplification - 提供するコンテンツがクリックなどのアクションに移る度合い
・Network - よくコミュニケーションをとるネットワークがどれほどの力をもっているか
・Klout - 以上を総合的に評価したスコア

のほか、

・どんなタイプのTwitterユーザーか
・誰に影響され、誰に対し、影響を与えているのか(あんまり精度がよくなさそう。)
・どんなトピックを多く投稿しているか(こちらも精度がよくない。)

などがわかります。

ちなみに、僕の場合は、こんな感じ。



Peer Index



Kloutが定量的な数値でどのようにソーシャルメディアを利用しているのかを教えてくれるのに対し、Peer Indexはもう少し定性的な面も含めてどのように使っているかを示してくれます。

Peer Indexでわかる指標は、

・Activity - どれだけ関連するトピックに対してアクティブか、同一トピックに対して熱心に投稿すると高くなる模様
・Audience - どれだけの人にリーチしているか
・Authority - 投稿の信頼度、どれだけの人がその投稿からアクションに移るか

という定量的数値のほか、

・アート、テクノロジー、ビジネス、健康、ライフスタイル、政治などの8分野でどのようにつぶやいているか
・どのようなトピックを多くつぶやいているか
・どのようなサイトから多くつぶやいているか

などがわかります。この定性的な結果の精度がとても素晴らしく、僕の場合はテクノロジーやビジネス関連が多く、『Facebook』や『marketing』といったトピックを多く投稿しているという結果も納得できるもの。
ちなみにサマリーは以下のような感じ。




最近は企業もネット上での口コミなどに注目しており、自社のサービスや製品に関心のある消費者の助けを借りながら、認知やファンの拡大を目指す『インフルエンサー・マーケティング』といった手法も注目されていたりします。

今回取り上げたようなツールは自分が行きたい方向へ進むべく、うまくネットと付き合っていく助けとなるものなので是非うまく使っていきたいところ。

「他にもこんなツールがある」などご存知の方いらっしゃいましたら是非Facebookページにて共有いただけるとうれしいです。

よろしくお願いします!:)

Facebookアプリを考える上で大切だと思うこと


仕事上、Facebookアプリについて調べることがよくあります。(SNS上で遊べる「ゲーム」や「クイズ」など。ユーザーを広く巻き込む点が特徴的。日本だとmixiの「サンシャイン牧場」やtwitterの「診断メーカー」などはそれぞれのユーザーデータを利用しており、アプリということができると思います。)

そんな中、最近Facebook上で僕の周りに急速に伝搬しているアプリ、『My FB wall has been seen~』から考えたことを書いてみます。


『My FB wall has been seen~』は利用すると以下のような投稿がなされるアプリです。(ちなみに月間アクティブユーザーでは5万人を超えていました。)



この何人があなたのWallを見ているのかという情報の数値は完全にランダムに決まっているようなのですが、このような機能自体はFacebook自体にはないものの、足あと機能としてmixi等には以前からあるものです。

最近のFacebookブームの中で、mixiとFacebookは違うといった話(mixiはいろいろな情報が1ページ内に詰まっているのに対し、Facebookはシンプルだ、であったり実名であるか匿名であるかで全く異なる、など。)が広く言われるように感じるのですが、SNSというコンセプト自体は変わらないサービスであり、利用するユーザーが人である以上、誰が見ているのかやどれだけ見られているのかは社会的な動物として気になるのは当然であると思います。

世界最大のSNSだから、Facebookだから、と気構えるのではなく、これまで日本に存在していたSNSであるmixiやモバゲー、グリーなどからFacebookにないもの、活かせるものを考えてみるのは非常に重要な点ではないかと思います。


機能自体に大差はないにも関わらず、なんだかFacebook熱が高まり過ぎているように感じているので書いてみました。


注:ところでこのアプリ、かなりスパムっぽいです。ググッてもよくわからなかったこと、記事の論旨とは関係なかったため触れませんでしたが、ご利用にはご注意ください。

MagnumのPleasure Huntが凄まじい件



アイスクリームブランド、『マグナム』のアクションゲームが凄まじかったのでご紹介。

以前、以下のintelのCMがすごいと話題になりましたがあれをまさに自分で動かす感じです。(こちらも見たことない方は必見です!)



いろいろなwebサイトを女性キャラクターを操作して冒険するのですが、そのつなぎ方が非常にうまく、次はなんだろうというワクワク感がすごい。



是非一度トライしてみてください!(FlashなのでiPhone不可です...)
Magnum Pleasure Hunt(※音量注意)

24 April, 2011

アマゾンに起きたクラウドコンピューティング上の障害が今後もたらす3つの影響



19日あたりから20日にかけて起こっていたアマゾンのクラウドコンピューター上の障害が今後もたらす影響について、New York Timesの考察が素晴らしかったので解釈を加えつつ、ご紹介。(元記事→『Amazon Malfunction Raises Doubts About Cloud Computing』)

クラウドコンピューティングはここ数年のweb上における大きなトレンドのひとつ。調査会社IDCによると、クラウドコンピューティングの市場は年率25%での成長が見込まれ、2014年までに550億もの規模をもつ市場になると予測されています。特に、アマゾンはその中でもトップのポジションを取ってきていました。

しかし、今回アマゾンを襲った障害は様々な点でクラウドコンピューティングの今後に影響を与えることになると思われ、特に以下の3つの点が挙げられます。

1. クラウド上に置くデータの再考

ここ数年、データセンター管理にかかる金銭的、運営的コストを削減するべく、クラウドコンピューティングを利用し始めていました。今回の障害はそのようなクラウドコンピューティングを利用していた企業に対し、何を離れたクラウド上に置き、何を自社内で持っておくかを考え直させるきっかけとなると思われます。さらに、保証や修復、バックアップなどに関する議論も活発になることでしょう。


2. スタートアップのスピードの減速

クラウドコンピューティングに非常に依存していた企業の中には多くのスタートアップが含まれています。事実、FoursquareやQuora、Hootsuitといった有望なスタートアップが軒並みダウンする事態となっていました。クラウドコンピューティングはスタートアップがより自身の成長に注力していく上で非常に大きな役割を果たしてきていましたが、おそらく今後はそのデータバックアップや管理などにもリソースをケアしなければならなく可能性があり、その意味でスタートアップに減速をもたらすことになると思われます。


3. 従来と異なるクラウドコンピューティングサービスの提供

クラウドコンピューティングのマーケットが拡大するにつれ、アマゾンとは異なる形態でクラウドコンピューティングサービスを提供する企業も増えており、”プライベート・クラウド”のような自社内にクラウドを構築するサービスも台頭していくと思われます。(→『プライベートクラウドとは (private cloud): - IT用語辞典バイナリ』)

個人的に、今回の件にあたってはQuoraのサイト上にあった言葉、"AmazonのEC2サービスがなければはわたしたちのサービスはここまで来ることはできなかったのです。"という言葉が非常に印象的でした。



今回の経験を経て、どのような『クラウド化する世界』が生まれていくのでしょうか。

Facebookページを作ってみたので是非そちらで意見をいただければと思っています!

23 April, 2011

次のウェブ・トレンドを作るのは新興国だと思う。急発展するインドネシア



位置情報やQ&Aなど様々なトレンドがwebで展開されていますが、どんなトレンド、サービスであれ、結局最後の生き残りを決するのは市場シェアであり、その点でマーケットがそれを決めることに間違いはありません。

そんな中、新興国が大きな注目を浴びています。
なぜなら、その未開拓で広大なマーケットにインターネットというものがいよいよ浸透し始めたからです。

今回はそんな新興国の中でも個人的に特に興味がある、インドネシアについて紹介してみます。



Facebookユーザー数がアメリカに次いで世界で2番目に多い国はカナダやイギリスではなく、インドネシアです。(しかもFacebookユーザー数だけでカナダの総人口よりも多い。)
さらに、インドネシアはTwitterの利用者もアメリカ、日本、ブラジルに次いで4番目に多い国でもあります。

しかし、インドネシアのインターネット浸透率は全体の12.3%に過ぎず、インターネットへ接続したことある人のうち、83%はインターネットカフェにて行っており、携帯からは22%、自宅からは16%にとどまっています。

これから携帯の浸透率が2011年以内に100%近くなると予測されており、それによってモバイル広告やE-コマースの分野はさらに盛り上がっていくのではないでしょうか。

先日サイバーエージェントが出資を決めたインドネシア最大のオンラインモール『Tokopedia』など日本企業の進出もこれからどんどん行われていくのではないでしょうか。(『サイバーエージェント・ベンチャーズがインドネシアのオンラインモールTokopediaの10%株式取得。評価額は700万米ドルか 』)

これからTechcrunchやStartup Datingに掲載されていたようなインドネシア発のスタートアップも盛り上がっていくはず。
[jp]「Jakarta Ventures Night」にインドネシアのスタートアップたちが集結
日本とインドネシアのスタートアップが出会う、「ジャカルタ・ベンチャーズ・ナイト」が開催

引き続きチェックしていきたいと思います!

<記事中の情報は以下より持ってきました。>

20 April, 2011

ソーシャルメディアを使って仕事を得る7つの方法



ついこないだ『Don't be lame: 少なくとも就活生は全員LinkedInを使うべき』という記事を書いたばかりですが、@IHayatoさんや@sayuritamaki)さんの最近の記事、『社会貢献を面接で語る学生を皮肉ってる場合じゃない件について』、『わたしは正社員になりたくありません』、『ソーシャルメディアを使って「就活」から抜け出す3つの方法
、『「入社三年目までは下積み期間」という「一面的な」価値観』に非常に刺激を受けたのでソーシャルメディアというツールをもっと積極的使って仕事を得る方法について書いてみます。

出典は、Mashable!の”Score a job through social media”シリーズ。
ここで想定されているソーシャルメディアはTwitter、Facebook、Youtubeです。(個別のケースについては触れないので詳しくは以下の本記事を参照ください。)

ちなみに、僕自身、受けた企業の約半分はソーシャルメディア経由(3社)でしたが(現在の仕事はTwitter経由で採用いただき、LinkedInからは2社受けました。交換留学で就活の時期から外れたこと、大手志向でなかったことも大きいですが。)、かなりこれは僕もやったな(やってるな)と思っている項目が多く挙がっていました。


1. 専門家のように振舞う

人のつぶやきはまさにその人自身を写す鏡になります。仕事を探すにせよそうでないにせよ、Twitter上でのつぶやきは面白く、そしてユニークな考えをもった人だと興味を持ってもらえるものでなければなりません。

フォロワーにマッチしたLinkを共有し、最新のニュースに言及したりしましょう。それによって、あなたが業界のトレンドに付いていっていること、そして潜在的な雇い主にあなたが何を読んでいて、どんなことに関心があるのかを伝えることになります。

そして、もしあなたのツイートが本当に面白ければ、雇いたいと思う人があなたに声をかけてくるはずです。


2. ハッシュタグを使いこなす

ハッシュタグを使うと次のようなことをやることができます。

① 求人中の仕事リストをみる
#jobs, #recruiting, #jobadvice, #jobposting, #jobhunt and #jobsearchや#prjobs or #salesjobsなどで検索をかけると仕事探しに関するアドバイスや求人中の仕事をみつけることができます。(日本だと#kyujinや#shigotoで同じことができます。まだあまりよさそうなものは出ていないのですが。。)

② 業界に関するイベントにおいてプレゼンスを発揮する
最近のほとんどのイベントはそれぞれ用のハッシュタグをもっています。そのハッシュタグの中でアクティブに活動することでそのイベントに参加するしないに関わらず、議論に参加し、貢献することで参加者との親睦を深めることができます。さらに、イベントをtsudaったりすればさらに他の参加者とさらにつながることができ、そのような形で業界の人々とネットワーキングすることによって、その道へと進める可能性も高まるはずです。

③ 仕事や業界に関連する会話に参加する
ハッシュタグ上で展開される仕事や業界に関わる会話に参加することで、自身のプレゼンスを高めることができます。


3. 現在働いている人やリクルーターとつながる

ソーシャルメディア上で興味のある会社で現在働いている人やそのリクルーターに接触してみましょう。そこで働いている人やリクルーターとつながるのがその会社やそこでの職務などについて理解を深める最も簡単な方法です。


4. オフラインへともっていく

潜在的な雇い主との対話がある程度まで進んだならば、直接会ってみるべきです。

記事の中では以下のような言葉が引用されています。
”オンラインからオフラインへとつなげることは非常に重要です。さまざまな人と結んだゆるいつながりは会うことによって強固なものへと一気に変化し、きっとそれはオフラインでのつながりでしか得られないものです。”


5. 興味の近い人とのつながりをつくる

ソーシャルメディアとはまさにこのためにあるようなものであり、あなたと興味・関心と同じくする人と積極的につながることによって、セレンディピティが面白い機会を運んできてくれるはずです。


6. TLやNewsフィードをチェックする

Twitter(Facebook)のTL(Newsフィード)には多くの可能性が秘められています。ちなみに僕もTL経由で採用していただきました。チャンスがあれば見逃さないよう、すかさず行動しましょう。


7. 投稿し、願う

これは最後の手段ともいえますが、以下のJustin Bieber(詳細:ジャスティン・ビーバー - Wikipedia)がまさにこの好例。



Justin Bieberは自宅で歌う自身のビデオをYoutubeに投稿し、何千もの視聴者を獲得し、現在のマネージャーに見出されることとなりました。

このような戦略は10代のアイドルにのみに限られません。専門性を際立たせるようなチャネルを作り、ビデオを投稿してみましょう。それによって、ファンとなってくれる人を増やし、それらはキャリアを始めるのに必要となる信頼を確立しクチコミを広げる助けとなるはずです。

【参考】
6 Ways to Score a Job Through Twitter
HOW TO: Score a Job Through Facebook
5 Ways to Get a Job Through YouTube

【おまけ】
・Twitter経由でシカゴでインターンしている大学時代の友人@mnmlyの体験記。
こういうの素晴らしい!
How did I end up going to Chicago? Part-1
How did I end up going to Chicago? Part-2

Teach for Americaのビッグビジョン



@sayuritamakiさんの『社会貢献を面接で語る学生を皮肉ってる場合じゃない件について』を読んで直接論旨には関係しないのですが、Teach for AmericaにESIで訪問して、感銘を受けていたにも関わらずブログに書いていなかったことに気づきました。個人的にかなりTFAへの訪問は刺激的だったので共有しておきます。

Teach for Americaは@sayuritamakiさんの言うとおり、若者の「精神性」に見事にマッチするプログラムを提供することで全米就職人気トップになるほどに成長したのですが、彼らのビジョンは全米トップクラスの優秀な学生を教育水準の低い学校に派遣して教育格差を短期的に解決することに留まりません。

話を聞いた限り、教育問題の根本的解決に向けてもっともっと大きなビジョンをもっていました。

まず、そのような優秀な大学生を派遣し、公立学校の生徒により質の高い教育を提供することが第一ステップだとすると、第二ステップはTFAのプログラムを経験した卒業生ネットワークが教育外にも広がり、教育問題に対する社会の意識を高めていくこと。

TFAで派遣されるのは、ハーバードやスタンフォード、イェールなどからさらに選抜されたトップオブトップの学生たち。TFAとしては、優秀な人材には教師として残ってもらいたいというところもあるようですが、そうでなくともTFAのプログラムを通じて、そういった学生に教育に対する原体験をもたせることで、教育問題に対する彼らの関心は当然高いものとなり、それは社会全般にまで広がっていくことになります。

さらに、そのようなTFAでの経験のある卒業生が社会で本格的に力を発揮するようになったとき、それが第三ステップ。

いよいよ教育問題がそれを経験し、解決しうる力をもつ人々に扱われることになります。おそらく、数年、数十年以内にTFA出身の大統領が生まれるはず。(それが目標との言われていました。)そのとき、Teach for Americaはいよいよ教育問題の解決というミッションを達成することになるのではないでしょうか。

教育問題を解決し、社会を変えるTheory of Changeを見事に構築しているのがTeach for Americaであり、だからこそこれほどまでに成功し、多くの若者を惹きつけるのだと思います。

そんな素晴らしいビジョンを見事に機能させたTeach for AmericaのCEO、Wendy Koppのインタビューは以下からどうぞ。
こんな風になりたい!

CreativeなFacebook landingページを眺めてみる

お仕事柄、いろんなFacebookページを見るのですが、かっこいいなぁーと思うページが時折あります。

特に、最初に出てくるページ(Landingページ)にはほんと差が出るのですが、せっかくなのでいくつか見つけたかっこいいLandingページをならべて見ます。

Likeや他のアクションへの先導文やビデオ、他のソーシャルメディアとの連携などできることはいろいろあるのですが、シンプルで眺めてるだけで楽しくなるもの、続きが気になるものが個人的には好み。(有名どころばかりですが。)

日本のFacebookページもこれからこんな感じのかっこいいものが増えていくといいんですが。

ちなみに『8 B2B Facebook Landing Pages』によると、FacebookページのLandingではユーザーにどのようなアクションをとってもらいたいのかを明確に示すことが最も重要なことはどの場合でも一致しているが、その後についてはそれぞれの設計しだいであり、Like以外のアクション(寄付など)、外部サイトへの先導、ビデオ紹介などが多い模様です。

1. Pepsi



2. HTC



3. Red Bull



4. Virgin Active



5. Lacoste



6. Louis Vuitton



7. Gary Vaynerchuk



8. Victoria's Secret



9. Hublot Genève




参考:
FacebookページのLandingページでできることをまとめた記事。
8 Different Facebook Landing Tabs Used By Businesses On Facebook

19 April, 2011

Google Readerの使い方について書いてみる



以前から友人から聞かれるのでGoogle Readerの僕の使い方について情報をアップデートした上でまとめ。
(とはいえ、最近はRockmelt依存症だったりするんですが、、、)

詳しい方、もっとこういうやり方がある、とかこうした方がいいとかあれば
是非教えていただけるとうれしいです:)

僕が使っているのは、Google Reader(PC),Reeder(iPhone)。
登録数は今はだいたい100ぐらい。

blogの価値がある点は社会の一線で活躍されている方々の時事問題に関する意見・考えや興味・関心を覗ける点。(なので、匿名ブロガーさんはあまり入れていない。)

しかしながら、blogは書籍に比べて、ノイズが多いし、編集者がいないため、客観性、質の面でも劣るので、かなり厳しく選別するべきと思います。(本当は50ぐらいにしたい)

ちなみに、読むブログについては、[TopHatenar] 部門別ランキングTechnoratiあたりから最初は興味ありそうなものを選んで徐々に減らしていきました。





ただどんなに選別してもたまに日記・業務報告、広告・宣伝みたいなものが混じるので、アドオンやグリースモンキーを使って重み付けをするといい感じになります。
【参考】
私はGoogleリーダーを使ってこんな風に情報を集めています
Googleリーダーをマスターしたい人が読むべきエントリー20選

また、Google Readerの「Sort by Magic」も効率よく読むのにとても便利。(『Googleリーダーを使って新しい情報源を増やすための3つの機能』)

あとは、全文表示してくれないとメンドクサイことこの上ないので、「まるごとRSS」利用も必須だと思います。
【参考】
Googleリーダー登録済みのフィードを一発でまるごとRSS化する

フォルダ分けに関しては、その人の現在の職業(経営者、学者、ジャーナリストなど)で分け、かつ現在の環境(国内or海外)・バックグラウンド(女性、前職、MBAなど)で僕は分けています。
こうするとあるニュースに関して、いろいろな視点が見やすくなるので便利。
(原発問題に関する起業家さんの視点、大学教授さんの視点、はたまた海外から見た視点など。)

最後に、Twitterとの連動について。
お会いしたことはないのですが、勝手に尊敬しているループスの斉藤徹さんのやり方をそのまま使わせていただいています。
詳しくは以下
「どうやって情報を集めてるんですか?」ってよく聞かれるのでお答えします。

大したことないと思われざるを得ない内容ですが、少しでも参考になれば幸いです:D

15 April, 2011

GetGlueが変えるエンターテイメントの楽しみ方


エンターテイメント・チェックインサービス『GetGlue』のユーザーが100万人を超えたというニュースが昨日ありました。
ソーシャルリコメンデーションのGetGlueが100万ユーザ/1億データポイントを達成

GetGlueはテレビや映画、スポーツ、音楽、本、ゲーム、芸能人やトピックなどにチェックインすることで同じ趣味をもつ人の間でのコミュニケーションを発生させるサービス。さらに、自分の好きな番組や映画、アーティストなどを登録することでテイストの似たものをサジェストしてくれる機能も持っています。



GetGlueのブログによると、現在では毎秒毎に1チェックインがなされ、ゴールデンタイムの時間帯には毎秒10のチェックインがなされており、ゴールデンタイムにおけるTwitter上のTV番組に関するつぶやきの3-20%はGetGlueからのものだとか。

事実、アカデミー賞の際には、3番目に多く言及されたアカウントであり、オスカーが始まってからの30分のつぶやきのうち1/12はGetGlueからのものだったとのこと。

GetGlueのようなサービスがつくる趣味や関心に基づいた関係性のことをFacebookなどがつくるソーシャルグラフと対比して、インタレスト(興味)グラフと呼ぶのですが、このワードはその人が興味・関心を持っているにも関わらず、まだ知らない何かを知る、知らせるための手段として今とても注目を集めています。(例えば、ロックが好きな人に新鋭バンドの情報を知らせるなど)

それを如実に示すかのようにGetGlueはパートナーも非常に豪華な顔ぶれ。XboxやFOX、Discovery channel、エンタメ系のトップ誌「Entertainment Weekly」などなど。

日本にもこの波はやってくるのか期待したいところです。以下、GetGlueの現状がわかるインフォグラフィックス。

13 April, 2011

Twitter?Facebook?どちらを使うべきなのか



Facebookがいよいよ日本に本格的にやってきたと言われる昨今(『Facebook、最新アクティブ会員数、300万人を突破』)ですが、日本はユーザー比率では世界一のTwitter大国でもあります。

ソーシャルメディアを使って何かやりたいというときに、「果たしてどちらを使うべき?」というのはありそうな疑問ですが、FacebookとTwitterのアカウントをサード・パーティーと繋ぐそれぞれの手法、『Facebook Connect』と『Sign in with Twitter』の使われ方、そこから見えてくる両者の違いを見る限り、それぞれのソーシャルメディアプラットフォームは異なる用途で使われるべきだと思っています。

1. Facebook Connect



Facebook ConnectはFacebookと外部サイトとを繋げるための技術です。Facebookから自動で情報をインポートしてくれるため、サインアップの必要がなくなり、様々な外部サービスをすぐに使うことができます。そして、Facebookの特徴であるリッチなデータ(年齢、住んでいる場所、交際情報、学歴、好きなものなど)を取得することができ、さらに大半が友人・知人という濃いネットワーク上で情報を広めることも可能です。
しかし、Facebookはあくまでセミ・オープンなプラットフォームであるため、拡散の範囲は狭いものであり、意味合いとしてはFacebook上にあるそのような詳細データと濃いネットワークを活用したサービスが多くなっています。

2. Sign in with Twitter



一方のSign in with TwitterもFacebook Connectと同じように、Twitterと外部サイトとを繋げるための技術です。Twitter上にはFacebookのような詳細な情報はないもののオープンなプラットフォームという特徴から広範にリーチするために使われる場合が多くなっています。ただし、ネットワークとして弱いつながりしか持たないため、TL上に現れたとしても印象に残らないものがほとんどです。

すなわち、Facebookは外部サイトにとってファンとエンゲージするための場となるのに対し、Twitterは認知(リーチ)を広げるための場となります。

ファンのロイヤリティを高めたいのにTwitterを使ってしまう、リーチを広げたいのにFacebookを使って何かをやろうとしてしまうといった間違いを犯さないよう気をつけたいところです。

少なくとも就活生は全員LinkedInを使うべき



最近、LinkedInのユーザーが100,000,000人を超えたというニュースがありました。『ビジネスSNSのLinkedIn、会員数が1億人を突破 - ITmedia News
釣りっぽいタイトルになりましたが、個人的に非常に好きなサービスなので書いてみたいと思います。
ちなみにLinkedInとは、ビジネスに特化したSNSで海外で転職や就職の際に一般的に使われているサービスです。
詳しくは以下の動画を見てもらえれば。



LinkedInは最近、IPO(株式公開)の準備に入っており、Facebookより先にその価値を認められたということを意味しているのではないかと思うのですが、日本ではまだまだユーザーが少ないのが実情です。(Techcrunchによると6月頃には日本語化される模様ですが。)

僕は「海外で働く」ということをいつか実現したいと思っていることもあり、アカウントを以前から持っているのですが、Chikirinさんの『年功下落の時代へ!』にあるように日本自体の先行きが不安な現状ですが、時を同じくしてビジネスがどんどんと国際化していく時代であり、かつ個人と個人あるいは、個人と組織が既存の枠組みを超えて繋がることができるようになっているこの時代、海外に出る出ないに関わらず国外とのビジネス的な繋がりを保つためにも是非登録しておくべきではないかと思います。

ちなみに、僕も登録して履歴書の体裁を整えてからまだ一年経ちませんが、しがない学生であった身でもこれまでに2社(1社は海外)のリクルーターからコンタクトを受け、面接を受けることができています。(僕のプロフィールはこちら。是非知り合いの方でアカウントお持ちの方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします!)

LinkedInがもっと広まっていくと労働市場も柔軟になって、海外就職がもっと一般的になるんではないでしょうか。そんな未来が一刻も早く来てもらいたいですし、今の就活生には是非そんな未来を実現させていってもらいたいところです。(日系で数年待つとか外資の日本支社に入ってチャンスを待つのではなく。)


以下、おまけでLinkedInの利用状況を示したインフォグラフィック。金融系の利用が多いというのは意外な結果ですねー。



The State of LinkedIn 2011

12 April, 2011

tumblrの勢いがいよいよ本格化してきた

「twitterの次」と以前から目されていたTumblrが最近勢いを増しています。



NY生まれのTumblrはTwitterと同じくミニブログと分類されますが、Twitterの140字制限などがなく、引用、動画、写真、リンクなどweb上の素材を簡単にアップロードできる特徴を持っており、Twitterとは全く異なる志向をもったサービス。

以前から『The Economist』や『National Geographic』など様々なメディアがそれぞれのtumblrアカウントを開設し活発に投稿していましたし、開設されたブログ1,000のうち2割程度はファッション関連、tumblrで最もReblog(TwitterでいうRTに対応する概念)されるのは写真でありファッションはその中でもいかなりの割合を占める、といったTumblrコミュニティの特徴から『VOGUE 』や『ELLE』のようなファッション誌だけでなく、『Ann Taylor』のようなブランドもこぞってアカウントを開設してきていました。







しかしここ数日で『New York Times』や『Washington Post』のような大手新聞だけでなく、U.S. Department of State(アメリカ合衆国政府国務省)までもがTumblr上にブログを開設。一気に大きな動きがありました。





ユーザーの状況では、Techcrunchの記事によると毎週2億5,000づつPVが増加してきているとか。

ユーザーもコンテンツも充実してきたTumblr。このようなリッチな表現が可能なプラットフォームが台頭してくるとwebの可能性も広がるのではないでしょうか。

競合のPosterousや日本での今後の動きに注目したいところです。

【蛇足】
Tumblrを始める際には以下が非常に参考になります。
5分でわかる Tumblr の始め方 | WWW WATCH

また、僕もTumblr、Posterousをやっているのでもしよろしければフォローしていただけるとうれしいです:)

Loose Myself - 雑記
Asia-Pacific Web Innovation - アジア、アメリカを中心にWebに関する情報をClipするブログ

最近、どちらも更新してないので頑張らねばっ!

11 April, 2011

世界を”拡げる”ARアプリ『Aurasma』 

とても可能性を感じるアプリを知ったのでご紹介!



魔法の世界を現実のものにする『Aurasma』が来月登場するとのこと。

一度見てもらえれば、「すごい」と思ってもらえると思うのでまずは以下をどうぞ。



映画『ハリー・ポッター』で登場した動く新聞がまさしく実現しています。

CEOのMichael Lynchいわく、『Aurasma』はGoogleの次を狙うとのこと。

すなわち、検索窓に文字を入れるまでもなく、あるものに対してカメラをかざせばそれに関する情報がわかるようになる、と。
(確かにググろうと思ったときに、何ていうだろうと思うことってありますよね。)

さらに、『Aurasma』はお店などにカスタマイズ可能なバージョンを提供したり、Google Adwordsのような広告出稿のチャネル提供も考えているとか。

本当に夢が広がる、久々に見た瞬間にわくわくしたアプリでした。

日本の『セカイカメラ』にも是非頑張ってもらいたいところです!


【関連リンク】
Augmented Reality Comes Closer to Reality - NYTimes.com
Aurasma brings static objects and images to life (podcast) | MrChat.net | MrNetwork
Aurasma | News around the world