03 May, 2010

ゆとり世代であるということ。

日本に帰ってきてよかったと思う数少ないことのひとつにテレビが見れることがあったりします。

twitterでも日本の状況にキャッチアップすることはできるし、ドラマとかアニメは数日遅れでネットで見れるんですが、やっぱり日本にいないとだめなものもまだまだあるので。

具体的には、毎日「クローズアップ現代」とか「すぽると」とかは帰ってから結構見れててうれしかったり。

昨晩は「すぽると」からの流れで「1924」、「朝生」と連続して見てたんですが、ゆとり教育について言及している部分があって興味深いものがありました。


「1924」の方では、”「ゆとり」って馬鹿するな、おれたち(わたしたち)は頑張ってる!”みたいな感じのディスカッションが繰り広げられてたんですが、別に大人なんてほっとけばいいんじゃないかなー、なんて思ったりしながら見てました。

そのあとの朝生で出演者の中で最年少だった猪子さんと最年長だった歳川さんの間にジェネレーション・ギャップがあることが明白だったように、若者と大人というのは常に理解し合えないものであって、その人たちに評価してもらいたい、と願っても不毛なんじゃないでしょうか。

認めてくれー、と叫ぶよりも、その劣等感をもとにいかにのし上がっていくか(堀江さんがおっしゃっていたようにいかに上の世代のリソースをうまく活用していくか)であったり、いかに排他的な大人を反面教師に寛容性を身につけるか、みたいなことを話しあった方が建設的かと。

大事なのは、「ゆとり世代」と呼ばれないことではなく、将来的に「谷間の世代」にならないためにどうするかということ。

29 April, 2010

就職活動の早期化を食い止めるたった1つの方法

「就職活動の早期化」を食い止めるにはどうしたらいいか、ということをここ数日考えてたので現時点までで考えたことを書いてみます。

結論として思い至ったのは、「就職活動のプロセスに参加させない」ために「1年間の海外留学」を全ての3年生に強制するということ。

そもそも、「就職活動の早期化」は日本だけでの問題ではなくて、海外にもあります。例えば、僕のいたシンガポールの大学では1年生の夏休みからほとんどの学生がインターンシップに参加しているようでした。

卒業後のこと・将来のことを考えるという意味での広義の就職活動に否定的な人というのはあまりいないのではないかと思いますが、その結果として、能力を早期に伸ばせる、将来につながる経験を積むことができる、ブランド力を身にまとうことができる(と思われる)企業になんとか入るべく、そのための理解、能力の向上を目指す狭義な意味での就職活動が早期化することはやむをえないことです。

企業側も転職市場が小さい分、能力の高い学生が欲しいわけでその獲得のためにアクションが早くなることはやむをえないことでしょう。

となると、いかに双方にとって、(企業にアピールできる、入社後に役に立つという意味で)有益な別のルートを生み出していけるかが大事。

その点で、今後、海外経験の有無が両者にとってこれまでにも増して重要になること明らかで、先日公開された経済産業省の以下の資料をみればより鮮明に見ることができます。
http://www.meti.go.jp/press/20100423007/20100423007.html
http://www.meti.go.jp/press/20100423007/20100423007-2.pdf

しかし、これに対するNHKの報道(国際的視野の人材育成が必要)によると、

"若手社員の間では、海外で働きたくないという志向が強まっているうえ、留学する学生も、就職活動を始める時期が遅れるという理由などで、減少傾向にある"

とのこと。

これでは、以前、「国際競争の厳しさ」で書いたような人材競争が国際化し、激化した際に世界に出ていく重要性をわかっていても出ていけないような状況に陥りかねず、その時、日本人は窮地に追い込まれてしまいかねません。

ということで、日本の大学には留学を強制イベントにしてほしい。

これができれば留学に行くからといって、就職活動に不利になることはないし(むしろ、いけないと不利になる)、企業側にとっても就職活動が帰国後一斉に始まることになるので、長期にわたって無駄なコストをかける必要がなくなる。

また、留学を強制することで、日本で働く以外のオプションを認知することができるともっと日本は明るくなってくると思う。というのは、海外もそんなに悪くない(例えば、シンガポールの生活水準は東京とそん色ないと個人的には思う。)と海外で暮らす和僑が増えれば日本人の海外進出のとっかかりになるだろうし、「日本語がメインになる日本より英語をバリバリ使う海外で勝負したい」、と能力のある学生や「サービス残業なんてしたくない、社畜になりたくない」、という潜在的な学生がどんどん海外に流出して日本企業のプールから抜けていけば日本特異な労働環境も変えざるを得なっていくのではないかと思う。そうすると移民ももっと受け入れやすくなるし、日本の国際化も進むはず。(事実、僕と同じタイミングでシンガポールに留学していた友人はあっち就職活動をしていたりします。)

現状でも国際教養大学や早稲田の国際教養学部、立命館アジア太平洋大学みたいにこういった考えのもと創設された大学・学部ができつつあるので常識化するのは時間の問題だと思いますが、谷間の世代にならないためにも個人レベルでの打開を考えていかねば。

(参考までに、国際教養大学に関する記事「これからの大学教育のあり方」)

とりあえず、今の僕がやるべきことは留学が就職活動にマイナスにならないことを証明すること。頑張らねば。

03 April, 2010

命を賭して?

ソフトバンク・孫正義さんの「孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その1)」が話題のようです。

全般に凄まじい、の一言で必見だと思うのですが、一点個人的にどうもしっくり来なかったところがあるので、その点について書いてみたいと思います。

引っかかったのは、以下の点。

"ソフトバンクの株主には申し訳ない。社員にも申し訳ない。すまん、一緒に死んでくれ。そういうことですよ。革命とはそういうものだ。命もいらん。金もいらん。名誉もいらん。そしてソフトバンクがなくなって、そしてソフトバンクの名誉もなくなっても、もうええじゃないか。それで日本のインターネットの夜明けが来れば、日本のブロードバンドの夜明けが来れば、それでいいじゃないか。そのくらいの覚悟がないとですね。事は成せん。私は真剣にそう思ってるんです。"

個々人の考え方なので、否定するつもりはありませんが、僕個人としてはこういう考え方はあまり好きではありません。

なぜなら、あまりに志を神格化しすぎているように思うからです。

革命とは常に、一般から見れば反逆者の行為であり、それが結果的に成功したからこそ、のちに革命と呼ばれます。成功した一握りの革命の影には、無数の失敗に終わった反乱があります。

イスラムのテロリストたちはマドラサというイスラム神学校で同じような思想の教育を受け、自らの命を犠牲にテロを実行しています。

命を賭してでも達成しなければならない志があるのは確かだと思いますが、本当に命を賭けるに値する仕事がそんなに多くあるのかという点を疑問に思います。こういった考え方が日本ではあまりに一般的だからこそ、海外ニートさんが最近よく使われている表現、「労道」につながっていくのだと思ってしまいます。

龍馬は龍馬伝の中で土佐藩ではなく、日本という尺度で意思決定し、脱藩をしていました。

あれから、約150年経ち、現代社会はグローバリゼーションが進展し、国の境界線がこれまでにないほど曖昧化しています。

もう日本という尺度で物事を考える必要すらないのではないかと最近思います。

世界基準で個々人のそれぞれの尺度に従って、他へ移住していけばいいのではないか、と。(もちろん、それができるだけの能力を早期に身につけなければなりませんが。)

もし、ネット速度が納得できないほど遅いなら、早い国に移住する。

という選択肢がもっと一般化してもいいと思うのです。

龍馬は山本琢磨の切腹に際し、武市にこう言いました。「死んだら終わりですろ?」と。結局、何をするにも生きていないとできない意味がないのではないのではないでしょうか。

以上、最近「日本はやばい。変えていかねばならない。」という意見に溢れている自分のtwitterのTLから少しの間離れてみて、感じたことでした。

実際、シンガポールにも日本から移住してきた日本人が多くいらっしゃいますが、大抵日本には帰りたくないと仰っていますよー。

こういうこと書くと、きっと草食系とかゆとりとか言われるんだろうな。。(笑)


27 March, 2010

3年3割は問題なのか。

「最近の若者は~」という風に言われる問題の一つに、数年前から3年以内に3割の新入社員がやめるという「3年3割」問題とのがあります。

若者の忍耐力のなさなどが問題視され、城繁幸さんの書かれた「なぜ若者は3年でやめるのか」という新書はベスト・セラーになりました。

読んだのが少し前なので、うろ覚えなのですが、城さんは若者が悪いのではなく、日本の企業システム側・日本社会の雰囲気が生み出している問題だという風な論調であったと記憶しています。

僕も読んだ時はなるほどなー、と思っていたのですが、今日、シンガポールで既に働いている友人の話を聞いて、それが(労働者・雇用者・社会等の)問題とされること自体がおかしいのかも、と思いました。

その友人曰く、シンガポールは解雇規制が日本ほど厳しくはなく、また転職市場もそれなりに大きいので、新入社員のほとんど(8割ぐらいって言ってたが、、)は2、3年程度で仕事を変えるそうです。

そもそも、働いたことがないんだから、ミス・マッチがあって当たり前。やりたいことなんてそんなすぐにわかるもんじゃないし、経験が問われないうちは学歴を活かして、いろいろ試すのが普通だと。

なんだか日本特有の就職活動がますますばからしくなった次第でした。

労働の流動化が叫ばれている昨今ですし、「3年3割」と問題視していかに減らすかよりも、3年5、6割ぐらいまでどうやって増やすか、ジョブ・ホッパーにならない転職をいかに増やすかを考えるべきなのかもしれないですね。

まさに"Don't be trapped by dogma(定説にとらわれるな)"なアハ体験だったのでした。

26 March, 2010

学び合う。

昨日、mixi経由で見つけたニュース、「日本政府が韓国に学ぶ「韓国室」を設置、韓国は「警戒怠らない」」。

mixiの「このニュースに関する日記」を覗いてみたところ、(案の定)あまりに嫌韓的な文章ばかりでうんざりだったのですが、日本は「まねび」は得意な国なので、ベンチマークできる国が見つかったのはラッキーなことなんじゃないかと思います。

「脱亜入欧」的な価値観をいつまでも引きずるのではなく、「学べるところは貪欲に学ぶ」のがいいんではないでしょうか。

「韓国から学ぶことなどない。」という意見がかなりあったので、前にも書いたことあるのですが、最近また発見した韓国の例から学べることを2つほど挙げてみたいと思います。

1.文化輸出の方法

韓流ブームが日本に来てから、はや数年経っていますが、東南アジアでもかなりの影響力を発揮しています。

何度か書いている通り、僕は今学期、「日韓政治比較」の授業を取っているのですが、最初の自己紹介で感じたのは韓国について興味を持ったのは、ドラマや音楽から。という自己紹介が多かったことでした。(そして、残念だったのは日本よりも韓国に興味がある学生の方が多かったこと。)

コンテンツ産業の不振が最近よく書かれていますが、国内がだめなら国外にも目を向けてもらいたいところ。「韓流」にあるような著作権や語学の問題など、見習うところは見習って是非、改善していってほしいですね。

「モーニング娘。」とか日本でOGと共演するんではなく、折角中国人のメンバーが入ったのだから、センターに持ってきてもっと、中華圏へ出ればいいのにと思ったり。

J-POPや日本のドラマも「クールジャパン」を引っ張る重要なコンテンツの一つなので是非、頑張っていただきたいところ。

2.政府を信用しない自立した態度

前にコチラで書いた通り、韓国の市民は歴史的経緯からかなりconfrontational(対立を辞さない)姿勢があるそう。

変化が激しい時代になるからこそ、日本も何時までもお上任せのトップダウン式ではなく、市民からの発信で柔軟に対応していくボトムアップ式にしていかなければいけないと思います。

そのためには、稚拙な意見だろうが、どんどん発言するのが重要なんだと思います。(ネットというのは、時間・距離の制約なくインタラクティブに議論ができるので、きちんと使えばいずれその方向に動いていくと思いますが。)

何にせよ、どんな国でも学べるところはあるので、謙虚な態度で学習していきたいところ。

【関連】

「韓国から僕らが見習うべき3つのこと」

24 March, 2010

アメリカの教育の現状

Trinity@NYCさんがアメリカの教育の現状について、興味深い記事を書いていらっしゃいました。→「子供の教育はPRICELESS」

僕は、高校1年の春休みにアメリカにあった姉妹校で、1ヶ月間ホームステイをしたんですが、その時に通った姉妹校(公立)のレベルのあまりの低さに驚いたことを覚えています。

特に数学の授業で、三平方の定理の証明を折り紙を使ってやったときには苦笑い。(高校1年生のホームステイ先の子にくっついて、授業を一緒に受けていた。)

ただ、ここまでヤバいとは思っていませんでした。

"この国の教育システムの問題は、ハイスクールまでの段階に集中しているかのようである16歳から24歳までの若者のうち、高校を卒業しなかった、あるいはできなかった生徒の数がアメリカには620万人もおり、これは同年齢層の男子の5人に一人、だというのである。全人口対比の16%が高校をドロップアウト。まさにドロップアウト・クライシスである"

これと比較すると、日本の高校までの教育システムってだいぶマシだと思うんですが、大学に入るとTrinity@NYCさんの仰る通りいささか様子が違うように思います。

授業に出ない、寝るといったドロップアウト同然の行為が平然と行われるようになるので。

@kotosakaさんが以前、書かれていたように、

"この入試問題で高得点をとって入学出来る高校生達は、全世界的にも競争力が有ると本当に思うのだが。。。: 毎日-2010年大学入試問題と解答例 http://bit.ly/9A32ST"

日本の高校生の平均レベルってアメリカのそれと比べるとかなり高いように思いますし、上のレベルでも高い競争力があると思うのですが、大学のシステムがダメにしがち。(燃え尽き症候群や反知性主義など。)

個人的には、日本も就職活動をGPA主義にしちゃえばいいんじゃないかなー、と思うんですが。。

帰ったら、学業最優先に生活して日本の大学の問題がなんなのか考えてみたいと思います。

22 March, 2010

ジャパニーズ・フード!

学校以外によく自習する場所の一つに住んでいるところの近くにあるモス・バーガーがあります。

残念ながらモスらしくなく、ポテトはオーダーする前からスタンバイしていますが(笑)、それでもマックより数段美味しいのが素晴らしいところ。

実は、シンガポールは日本食ブームらしく、サイゼもあるし、偽二郎もあるし、大抵のものは食べられたりします。しかも今、さらなる出店ラッシュなんだそう。

シンガポールはどうも不景気からはすでに脱却したらしく、新しいショッピングモールやら、カジノやら、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールやらが続々とオープンし、景気のいい限りなのですが、去年できたショッピング・モール、ION ORCHARD(参考:ION Orchard アイオン・オーチャード)を例にすると、中に和民やラーメン青葉、とんかつ屋さんなど日本料理がズラッと並んでいて週末はものすごい込み具合になります。

それを見込んでかタリーズの松田公太さんが日本の次にタリーズを持ち込んだのは、シンガポールだったり。案の定、ビジネス街に出来ていた一号店は特に平日はビジネスマンでごった返しています。(ちなみに、シンガポールのタリーズ限定の商品として、シェイクがあるのですが、とてもお薦め!)

残念ながらシンガポールの日本食は全般に、日本の水準で見るとバカらしいほど高いので一介の学生はなかなか利用できないのですが(300円で食べられる中華ばかり食べる日々)、かなりの人気っぷりなので、是非もっといろんな日本食に進出してもらって頑張ってもらいたいなー、と思います。

もっとおいしく食べられる日本に興味を持ってもらえるステップとなるといいのですが、、

頑張れ、ジャパニーズ・フード!

サイゼリア@シンガポール

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