僕は留学中に受けたメディア系の授業"Digital Media across Asia"以来,twitterやfacebookのような新しいメディアに興味を持ち,就職先でもそれらに関わる仕事をさせていただく予定でいます。
春休みに入り,ちょこちょことお仕事に関わらせていただいているのですが,そんな中で考えたことを頭の整理の意味でつらつらと書いてみます。
一般にソーシャルメディアと呼ばれるそのようなサービスがもたらすものとして一番大きいのではないかと思うのが,
「現状の場所,時間,人間関係を超えて人や情報とつながれる」
という点。
僕個人の経験としても留学中も日本の情報はリアルタイムに知ることができたし,友人の近況も知ることができていました。
さらに,仕事自体もtwitter経由で内定をいただき,その力の大きさを実感しました。
ただ一方で,残念だなと思うのが,現状ではその恩恵を受けているのが,ほんの一部の人でしかないということ。
現在のtwitterやmixiの利用率はインターネット人口の2割にも達しないレベルであり,
若い世代がデジタルネイティブと言われているとしてもインターネットの効率的な使い方なんて学校では教わることはありません。(学校の情報の授業で習ったのはフロッピーディスクの使い方やそれぞれの名称とかだった記憶が。。)
対照的に,現在そのような状況をアメリカで変えつつあるFacebookはアメリカのネットユーザー利用率7割,総人口比5割に達しています。
FacebookのCEO,マーク・ザッカーバーグは自身のサービスを「ガスや水と同じ公益事業」と述べており,これからの社会におけるインフラになるとしています。
僕は上記のような経験がある故,ザッカーバーグの意見に同意していて,もしFacebookやTwitterのようなソーシャルなサービスが公益事業=社会インフラとして社会で広く認知されるようになれば,Chikirinさんの「ネットに超クールな“職業データベース”が出来つつある」のような形で,それぞれがそれぞれの目標に向かって有機的につながれる社会ができるようになるのではないかと思っています。
日本でそのようなメディアがもたらす恩恵を最大化していくお手伝いをしながら,普及率,リテラシーの両面で貢献していければと思います。
また,このブログでも新たな技術がもたらす影響について考えながら書いていければと思っています。