21 November, 2011
Bump Co-founder/CEO David Liebに聞いた起業に関する6つのこと
スマートフォンを買った際に、一番最初に周りからオススメされるであろう連絡先交換アプリ、『http://itunes.apple.com/jp/app/bump/id305479724?mt=8』のCo-founder/CEOであるDavid Liebが東京に来ており、Open Network LabでのMeetupに誘っていただいたので行って来ました!(@taro_fくんありがとう!)
DavidやBumpのこれまでや今後、さらにそこからの気づきなどについていろいろな話を聞けたので整理の意味も含め、アウトプットしたいと思います。
▼Bumpのこれまで
Davidがシカゴ大学ビジネススクールに入ったまさに初日(おそらく2008年9月)、クラスメイトとの連絡先を交換していたときに思いついたのがBumpのアイデア。
その週には早くも動き出し、2009年2月に学内で行われたビジネスコンペに優勝した時点で5,000人のユーザーがついていました。
夏休みにY Combinatorに応募する頃には、1万人のユーザーを獲得、3ヶ月後のDemo Dayにて多くの投資家から話をもらった体験から、「1センテンスで説明できる」サービスであることの重要性を痛感したとのこと。
さらに、iPhoneのCMで全米、さらに全世界にBumpのアイコンが流れたことで通常の1,000倍のトラフィックが集中し、サーバーが落ちるという体験もあったとか。
その後、アメリカトップのVCであるセコイア・キャピタルから3億円、さらにNetscapeを開発者、マーク・アンドリーセンから16億円を調達し、現在では全世界で6500万人のユーザーを抱え、その成長スピードはさらに加速しています。
▼起業してよかったと思える3つのこと
自らの体験から起業してよかったと感じることとして以下の3つを挙げていました。
1. 毎日仕事をするのが楽しい - "I love coming to work everyday"
Davidは元々、半導体メーカーに勤めていたとのことなのですが、当然ながらそこでの仕事は例え1人が抜けてもそのインパクトは大きくなく、仕事のやりがいという面において今は非常に充実しているとのこと。
2. 30人の素晴らしいスタッフに出会えた - "I've met 30 amazing people"
現在、Bumpを開発しているBump Technologiesのスタッフは30人。何度か買収の話もあっととのことなのですが、それを全て断ってきたからこそ、今の30人の素晴らしいスタッフに出会うことができたと話していました。
3. 人が欲しいと思っているものを作れている - I'm making something people want
BumpのユーザーはBumpを愛してくれていてそれが本当にうれしく、それに関われているというのはとても素晴らしいこと、とDavid。
▼起業に関して学校で学ぶことのできない3つのこと
起業した中で現在までに感じていることとして以下の3つを挙げていました。
1. どうやって人を雇うか - How to hire people
人材というのは会社にとって非常に重要な要素であると同時に、人を雇ういうことの難しさを感じているとのこと。
ちなみに彼が採用する基準は、SmartでNiceであることだとか。
2. どうやって30人以上へと会社を成長させていくか - How to grow a company to 30+ people
現在、30人までチームが拡大し、そのマネジメントの難しさを感じているのだとか。
誰が今、何をやっているのか徐々にわからなくなる中で、いかにコミュニケーションを取っていくかを試行錯誤している段階だと述べていました。
3. 会社とは子供のようなもの - Companies are like children
会社というのは子供のようなものであり、望むと望まないとに関わらず一度作ったからには最後まで世話をしなければならない、とDavid。
だからこそ、「自分が本当にやりたいと思えることをやろう。」、と。
---
とってもフランクで素敵なDavidのお話、特に最後の"Companies are like children"がとても印象的でした。
まだまだ何がやりたいのかわからなくて暗中模索なのですが、探しまわっていつかやりたいと思えることをやるときが来ることを自分自身に期待しています。
*image courtesy from http://bu.mp/ourteam
もしよろしければ、購読いただけると喜びます:)→
Follow @nike1125