09 December, 2012

”Crowd”の力で社会活動を支援する3つのソーシャルサービス


アラブの春やOccupy MovementなどにおいてTwitterやFacebookが果たした役割の大きさは、津田大介さんの『ウェブで政治を動かす!』などでも記述されていますが、そのような社会変革をWebから起こしていくことを目指したサービスが注目され、多くのアイデアがローンチされています。

今回はその中でも個人的に特に注目している3つについて紹介してみたいと思います。

---

Change.org


今年、日本でも本格的に始動したChange.orgはそれぞれの社会に対するアジェンダについてFacebookやTwitterを通じ、賛同を集めることを可能にしたサービス。
ロンドンオリンピックにおいて、なでしこジャパンに対する男女平等な扱いを日本サッカー協会に求めたキャンペーンなど成功事例も続々と生まれてきています。


Thunderclap


Thunderclapは多くの社会問題の解決のハードルとなる認知を、拡散性に優れたTwitterやFacebookとのインテグレートによって、高めることに特化したサービス。
キャンペーンを投稿したユーザーは、特定の期間内に特定数以上のサポートを上記のサービスを通じて得ることができれば(KickstarterやReadyfor?、CAMPFIREなどのクラウドファンディングと同様の仕組み)、そのキャンペーンに関するメッセージをサポートしたユーザーのTwitter、Facebookのアカウントから同じタイミングで投稿してもらうことができ、一気に多くの認知を図ることができます。


CrowdVoice


CrowdVoiceは世界各地で実施されているデモや抗議の声をキュレーションために中東の若者たちが立ち上げたサービス。
ブログやYouTube動画などで発信されている声を一箇所に集約することで、それぞれの活動が何を目指しているものなのかをより詳細に伝えることを可能にしています。

---
賛同者募集、情報発信、キュレーションとそれぞれ異なるカテゴリーのサービスを紹介しましたが、これからの社会的活動にWebはますます必要不可欠な存在となると思われ、より一層様々なサービスが登場するのではないかと期待しています。

また私が個人として活動に参加している、One Voice Campaign(ネット選挙運動の解禁を求める運動)でも今回、Changeでの署名活動を開始しました。

全政党党首へ:2013年度における通常国会において公職選挙法を改正し、インターネットを利用した選挙運動の実現を! #one_voice | Change.org

今回の衆院選では非常に残念ながら実現できませんでしたが、公示以降Twitter上でも多くの不満の声が上がっており、来年の参院選ではなんとしても実現させたいと思っています。
賛同いただける方がいらっしゃいましたら、是非ご支援いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いします。


もしよろしければ、購読いただけると喜びます:)→Add to Google
\