04 October, 2011

"Temptd"が提示するwebによる社会問題への取り組み方





Core77というデザイン関連の人気webメディアが開催していたDesign AwardのInteractive/Web/Mobile部門を眺めていたところ、非常に興味深いiPhone/Facebookアプリを発見したのでご紹介。

MTVで昨年末放送された”I Used To Be Fat (昔は肥満だった)”というTV番組に合わせてリリースされた”Temptd”というアプリです。(番組の動画は以下。)

Get More: MTV Shows



AppleのMacintoshのデザインなどで知られるFrog Designが制作を手がけた、肥満に悩む10代のための行動変化を促すSNSサービスです。



機能は、2つに絞られており、非常にシンプル。

1つは、生活習慣を変えることを宣言し、実行していくという機能。
実際に宣言し、ソーシャル上に共有し、成果を発表していく、というプロセスで過程・結果を公表していくことで”Will Power”というポイントがたまっていきます。



もう1つが、そのような生活習慣を変えようとしている人を応援する機能。
こちらは。応援することや応援してくれる人を増やす(友人の招待)といったアクションによって、”Karma”というポイントがたまっていきます。



この2つの機能が統合され、以下のような実行者と応援者が集まるコミュニティと”Temptd”はなっています。



”Will Power”ポイントをためると、ステータスが”White Belt(白帯)”から上がっていくようにもなっており、そのユーザーがどのようなステータスなのかも一目でわかるようになっています。

ゲーミフィケーションやソーシャルグラフといった現在のwebの粋を社会問題の解決へと当てたいいアプリだなと思っただけでなく、これがMTVのTV番組から出たプロモーションアプリである点もテンションがあがりました。

こういうのを考えられるようになりたいし、これが自分の目指すところではないかと思ったり。

temptd(iPhone app)
temptd(Facebook app)


【参考】
temptd

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※こちらの記事はTMHブログポータル(http://www.tribalmedia.co.jp/blog/)の方にも転載いただいております!
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