つい先日、海外ニートさんとえがちゃんこと永上裕之さんの間での論争が盛り上がっていました。
【参考】
「「飲みニケーション」とかの次元じゃない”若手”の仕事の楽しみ方」
「Re:「仕事=人生」以外の価値観は認めないw。 ニートの海外就職日記」
僕は留学中の身で、帰国後就職活動を始める予定なのですが、
働いていないかつ、就職に関して情報がない現在の自分の視点で思うことを書いてみたいと思います。
今は当たり前だと思っていることだけれど、忘れないためにに。
まとめると、
1.「仕事=人生」があるのは全く構わないと思う。
2.ただ一方で、それは全員に強要されるべきではなく、
「仕事≠人生」という価値観も認められるべき。
3.だからこそ、「仕事=人生」が当然と思われている日本はおかしい。
4.変えていく必要があり、それは日本人にしかできない。
ということ。
結局、人より時間を使うから人より秀でたり、高い目標を達成できるのだから、個人が達成したい何かを達成するために時間を使うのは当然のこと。もし、達成したい何かが仕事に関わることなのであれば、「仕事=人生」な価値観があって当然であって、しかるべきだと思います。
ただ、人には個人差があるので、興味・関心や不得手によって仕事をやりたくないと思うこともあると思います。もし、それにも関わらず、「やればできる」と言われ、状況に変化のないまま、同じような仕事を強要されるのであれば、それは間違っていると思っていて。
特に「やればできる、できないのはやる気がないからだ。」みたいな体育会系な考え方は、「はだしのゲン」のセリフでいう「竹槍訓練しないやつは非国民じゃ! 」(うろ覚え)並におかしく聞こえます。
そもそも、こういう考えってやればやるほど実際に成果が出ていた高度経済成長期に生まれた価値観ではないか思うのですが、今や日本は全般に(残念ながら)落ち目な企業が多いので、組織の中でやればやるほど成果が出るなんてことはないのではないでしょうか。
GDPが国の尺度として疑われているように、個人レベルでもこういう価値観の押し付けは疑われてしかるべきと思います。
落ち目だからこそ、しっかりと働くことが大事という意見もあると思いますが、高度経済成長自体、日本が独力で達成したものではなく、日本人の勤勉な労働態度等内的要因よりも朝鮮戦争が起こったことや冷戦下であったため、アメリカから経済的な支援があったこと、また軍事にお金を使う必要がなかったこと、といった外的要因の方が僕は影響が強かったのではないかと考えています。
事実、シンガポール・香港・台湾・韓国も同じような経済成長を遂げているわけですし。
また、僕の周りには日本に興味・関心をもっていて、日本に行きたいという子もいますが、「日本で働きたいと思う?」と聞くと、「仕事で死にたくないから難しそう。」と返答されます。
少子化の日本が、競争力を保つには、遅かれ早かれ移民が必要となって来るのは間違いないでしょう。(コチラ参照)
その受け入れ態勢を整えるためにも、日本人にしか通用しない「仕事=人生」の価値観は一刻も早く変えていかなければならないし、それは日本人にしかできないことだと感じています。
そんなことを考えながら、行きたい企業が見つからない今日この頃。。