以前、受講している授業として紹介した(→「アジアの中での日本のWeb」)"Digital Media across Asia"で興味深い動画を見たので、ご紹介。
まずは、騒動の発端となったユニリーバのDoveのCMから。
美容産業が美しさというものに関して、情報を過度に提供しすぎ、溢れてかえってしまっている現状を揶揄し、自社の「self-esteem program」への導線としたわけですが、それに対して、自然保護団体として有名なグリーンピースが作った動画がこちら。
こちらはそのCMをパロって、世界最大のパーム油の買い手であるユニリーバに対し、「同社の主力商品ダヴに森林破壊の大きな原因になっている、インドネシア産パーム油の使用をやめなさい。」というメッセージを訴えたもの。
その後、実際にユニリーバはグリーンピースの要求を受け入れたようです。(コチラ参照)
大企業に対抗するCMをNGOが作り、それが実際に状況を変える、といった事態はYoutube以前ではありえなかったことであり、誰もがその気になれば、情報を発信することができる総表現社会のものすごさを改めて実感しました。
きちんとしたメッセージ性があれば、社会を変える、ということの障壁はこれまでになく、下がっているように思います。
また、このCM騒動があったのは2008年4月ですが、今現在で考えれば、Twitterの登場で意見を発する、表現する事自体のとっつきにくさはさらに薄れつつあります。
本当にあとはやるだけという状態なのかも。
Blogも地道に続けていきたいと思いますが、動画とかも作れるようになりたいなー。