mojixさんの「失敗できない日本」とけんすうさんの「失敗ができる国、日本」を読んで。
失敗できない就職活動の中で、失敗する確率が高まっている僕ら若者世代がこれからの社会を生き抜くには、お互いに助けあうしかないのかもしれません。
とすると、僕ら若者世代は、
”失敗のできない会社”に幸いにも入ることができた学生たちが、
”失敗を許容する法制度”の中で、失敗を経験して成長し、
けんすうさんのように起業して、
即戦力を求める中途市場を拡大するとともに、
さらなる雇用を創出し、以前、
”失敗できない会社”への就職活動でこぼれてしまった学生たちを
受け入れる窓口になる。
という循環を永続的なものにするべし。と、いうことになるんじゃないでしょうか。
これを達成するために、若者側でやれそうなこと、すすめていくべき、は次の3つ。(かな?)
1.起業という選択肢をより合理的にするべく行動する
日本は起業数が現状、非常に少ないのですが、(参考:「大前研一|天下の悪法が招いた「起業数激減」の行く末」、世界的にはロシアについでワースト2位というデータをどこかで見たような気がするのですが、見つからず。。)それを合理的な選択肢にするために考えられるのが、
リクルートさんのような風土の会社だと思って働く、アタッカーズ・ビジネススクールやグロービスのような教育機関に通ってみる、はたまたのベーシック・インカムのような社会制度の制定に賛成する、などでしょうか。
2.安定志向をぬぐい去る
<「大学生の就職先人気企業、「華やかさ」去り「安定志向」へ」というニュースが先日ありましたが、過去30年の就職人気企業ランキングでも分かるように、日本の学生の考えは過去30年間、全く進歩していません。
しかし、一般的に言って、企業寿命は30年なので、ここに載っているような企業は危険が潜んでいると思った方がいいと思ったりしています。(2005年1位のJALは破綻しましたし。)
また、日本企業の雇用システムは、途中でやめると損をする仕組みなのでなかなか飛び出せなくなる可能性が高ので、勇気を持って、そういうところに入ろうと試みないことも大事かもしれません。
人生の安定を終身雇用型の会社に求めるのは、これからの時代だと危ないんじゃないのかなー、と個人的には思っています。
3.専門性を強化する
こぼれ落ちてしまった場合には、新卒以外で入ろうと思うと、専門性が当然必要となってくるので、大学院に進学するなり、id:phaさんの書かれている「知らないと損する職業訓練」のようなものに通う必要があると思います。民主党政権だとここはさらなる拡充を訴えれば、通りそうな気も。
実際に、「大卒者の専門学校入りが急増 就活で就職浪人より「新卒が有利」で」のような動きもあるようですね。
立場的には大学がこういうのをやるべきなのでしょうが。。
と、つらつら書いてみましたが、自分がどちらに転ぶのか、全く分からない立場。(苦笑)
留学生採用は枠が小さいのでなおさら。
就活こわい。
他に頼れないのであれば、僕ら世代で助け合いながら、生きていけるようになっていけるといいなぁ~、と思います。
もう既に内定をもらっている方には是非、頑張っていただきたいところ。
【最後に】
起業関連で、面白い、面白かったエントリー。
前にも、似たようなエントリーを描いたので、そちらも是非。