自分のはてブから当時の記事を検索してみたら、
もう9ヶ月も経ってるのかと懐かしくなった話題。
「日本のWebは残念」論争。
【参考】
「日本のネットが「残念」なのは、ハイブロウな人たちの頑張りが足りないからかも知れない(追記あり)」
「日本のウェブの残念度を下げるために、私たちができそうな7つのこと+α」
当時は、「アテネの学堂」は結局、英語圏でしか成立しえず、それ以外では難しいのだろう、と思ってました。
それに参加しよう、という意気込みのある層、ハイブロウな層というのは当然、英語くらい使えるだろう、と思っていたので。
ただ、現時点で考えみると、twitterという手軽なツールが浸透してきつつあり、ハイブロウな方々の日本語でのディスカッションがなされているように思います。
結局、日本のウェブサービス全般が「アテネの学堂」を許容し得る
インターフェイスでなかったということなのかな~、と思います。
そう考えると、改めて残念。
一方で、ウェブの世界はそういったハイブロウなものだけではなく、むしろそうでないものの方が当然、圧倒的。
Facebookやtwitterのupdateやpostも個人的なものが多いですし。
そういった一般的なウェブサービスに関してはまだまだ日本勢もイケるのでは、と期待しています。
今、こちらで”Digital Media across Asia”というメディア系の授業を受講していて、その中でアジア各国のネットの動きについて勉強しているんですが、日本のウェブってアジアの中では当然の如く、最先端を行っているので、アジアの未開拓市場でのそういった路線のサービスであれば、「日本発=最先端」みたい等式が辛うじて成り立っている今ならまだいけるのではないか、と思っています。
ニコニコ動画も台湾版がありますし、楽天もアジアに力を入れていくらしいですしね。
mixiみたいな日本語以外に対応しておらず、日本の携帯のアドレスが必要で、ページ遷移のやりにくいものは個人的には爆発していただきたい。(笑)
ということで、アジア各国のネットの動きをまとめるwikiを授業のプロジェクトとしてすすめています。
この授業をとった初の日本人ということで、日本のそれについてこれからまとめていきますので、ご興味ある方是非、御覧下さいませ。
(インタビューはすでに新しいものをとり終えており、アジャイル・メディア・マーケティングの徳力基彦さんやTokyo 2.0を主催されているAndrew Shuttleworthさんにご協力いただいています。)
"Digital Media Across Asia"
【関連】
「最初から世界へ」