21 July, 2011
Silicon Valleyを読み解く企業関係図
Silicon Valleyの強みのひとつとして情報の緊密性・流動性というのがしばしば挙げられますが、Mashable!にそんなSilicon Valleyにおいて情報を運ぶ媒体としての人材がSilicon Valleyをどのように渡り歩いているのかが一目でわかるインフォグラフィック『The Interconnected World of Tech Companies [INFOGRAPHIC]』というのがあったのでご紹介。
今回のインフォグラフィックは分解すると、関係が分かりづらくなるので1枚絵のまま、最下段に掲載しています。
以下、いくつか興味深かったことなど。
■Sillicon Valleyにおける人材のハブとなっている企業:
PayPal, Microsoft, Apple, Googleといった企業は以前それらの企業で働いていた社員が起業し、他の会社によって買われるといったことがよく起こっています。まさにPayPal Mafia、Xooglersという感じ。
一方、FacebookやTwitterといった今、調子のよい企業からはあまり起業した成功例がまだない様子。さすがに、IPOが期待できる、成長企業からわざわざ抜けるほど、非論理的なケースはあまりないということでしょうか。(FacebookではPathとAsanaの2つ、Twitterからはなし。)
逆にいうと、上の4つの企業というのは、会社の勢いとしては(少なくともそれぞれの時点において)これ以上成長することはないと考えられたということですよねー。
■前職の経験を活かせる形で起業する
当たり前ですがPath(元Apple及びFacebookのDave Morinが起業)やGilt Groupe(元eBayのAlexis Maybankが起業)など前職と同じ分野で起業するケースが多いようです。
■不思議な因果
2005年にGoogleに買われ、いまやGoogleの戦略の中核となりつつあるAndoroidは元Apple社員のAndy Rubinによって設立された会社。手放さなければ今のスマートフォン市場というのは全く異なる世の中になっていたのではないでしょうか。
今後どのようにこの関係図が進展していくのか楽しみですねー。
【参考】
『The Interconnected World of Tech Companies [INFOGRAPHIC]』
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