15 July, 2011
オンライン上にもう一つの地球が順調に出来ていっているという話
先日紹介した記事『2011年、人々はどれだけのデータを作り出しているのか。』でものすごい量のデータが現在、生み出されているという話がありました。今回、そのようなデータが実際の現実世界にどのように反映されているのかをTwitterとFlickrのデータの位置情報をプロットし、ビジュアライズしている素敵な画像を見つけたのでご紹介。
Eric Fischer氏による作品です。
青い点がTwitter、赤い点がFlickrで、両方が合わさっているスポットは白くなっています。
まず、世界地図上にプロットしたものが以下。
真っ青な日本・韓国と真っ赤なヨーロッパが印象的です。
また、Twitterが流行っていないことで有名なアメリカ(⇒『twitterはまだまだ流行っているとはいえない。』)も内陸東部は結構アクティブな様子。
東南アジアあたりにかかっている青い線はマレーシア、シンガポール、インドネシアですかねー。
次に、都市別。
【New York】
マンハッタンが白く浮かび上がっている!ヤンキーススタジアムや自由の女神は見事に白くなってますねー。海岸線に沿うようにFlickrの赤い点がプロットされているのも面白い。
【Tokyo】
渋谷、新宿、東京が白くスパークしてます。電車の線路に沿うように青い線ができてますねー。
【London】
白くバチバチなってますね。くねくねなテムズ川が赤い線で現れているのが面白い。
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他の都市のものもEric Fischer氏のFlickr(→『Eric Fischer's photostream』)には挙がっており、それぞれの都市には大きな地域差が見られます。
しかしながら、FlickrやTwitterよりもユーザーが多いFacebookが先日出していた「Visualizing Friendships」(以下)からわかるように、オンライン上で人々が活動している一つの地球ができてきていっています。
これから新興国、発展途上国にもインターネットが猛烈な勢いで普及していくのは疑い無く、オンライン上にもう一つの地球が完成するのもそう遠い未来ではないはず。
以前、チームラボの猪子さんのお話を聞いた際、デジタルテクノロジーの世界と自然科学の世界は主観と客観で全く異なるということを言われていたのですが、バーチャルな世界と現実世界とが異なる形で発展していくとしてそれはいったいどのようなものになるんだろうかと思ったり。
インターネットがどのような世界を拓いていくのか楽しみですなー。
【参考】
『These INCREDIBLE Maps Illustrate Tweets And Flickr Photos From Around The World』
『The Flickr Vs. Twitter World Atlas: NYC and Beyond — ANIMAL』
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