I love my mobile by KnikmanAV - Hans Knikman |
これからますます社会に浸透していく携帯電話をどのように活用していくか、はこれからのマーケティングにおいて前提条件となるものです。
ComScoreによる調査によると、モバイル広告は過去2年で2倍に増加しており、消費者の変化に企業が対応としようとしている様子をまさに読み取ることができます。
今回は、そんな携帯電話(主にスマートフォン)を活用したマーケティング事例を5つほどご紹介。
1. 利用シーンに着目
ハイネケンは多くのスマートフォンユーザーがTVをみながら、スマートフォンにもアクセスしていることを生かしたアプリを展開しました。
チャンピオンズリーグに合わせてリリースされたそのアプリ”StarPlayer”はチャンピオンズリーグの試合の展開をリアルタイムで予想し、
予想が的中した場合にもらえるポイントで同時に視聴しているサッカーファン達と競いあうというものでした。
2. 路上スクリーン活用
スウェーデンのマクドナルドが実施した事例がこちら。
アイデアは非常にシンプル。携帯電話で操作し、スクリーン上で遊ぶことが可能なゲームに勝利することで店舗で使えるクーポンをもらえるというもの。
アプリをダウンロードする必要もなく、そのサイトにアクセスしさえすればよい点も非常に手軽。
詳しくは以下の動画をどうぞ。
3. インタラクティブなスクリーン広告
こちらは携帯電話に着目したとても初期の事例。
広告会社Danooはスクリーン上に展示された広告コンテンツをbluetoothを通じてダウンロードできるようにしました。
EAやABCといった企業が実際に参加したその広告にはその真新しさもあり、広告をみたblootooth搭載携帯のユーザーのうち実に28%がそこからコンテンツをダウンロードしましたとのこと。
4. AXEによる雑誌の欠損広告
いつも最先端のマーケティングキャンペーンを実施しているAXEがウルグアイで行ったキャンペーンがこちら。(AXEについてはまた別途取り上げたいところです。)
男性をターゲットとしたそのキャンペーンでは、まず部分的に欠損した雑誌広告を展開。その欠損部を夜9時以降に携帯電話を用い、AXEにメールすることで取得でき、完全な広告としてみることができるというもの。妄想を膨らませる非常に面白いキャンペーンです。
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個人的には、マクドナルドのようなアプリなしでの展開はこれからますます増えていくのではないかと思います。(アプリダウンロードのハードルはこれからスマートフォンが普及していけばさらに高くなるのではないでしょうか。)
また、ハイネケンのような特定シーンのゲーミフィケーションというのも非常に面白く感じました。
まだまだ、ゲーム化してソーシャルで楽しめる場面はいろいろありそう。
いずれにしても、ケータイは人がいつでもどこでも持ち歩いているものなので、これからも様々なアイデアが生まれそうです。
引き続きウォッチしていきたいところ:)
【参考】
『5 Brilliant Mobile Marketing Campaigns - Mobile』
『McDonald's Brilliant Interactive Billboard Campaign - Social Media』
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※こちらの記事はTMHブログポータル(http://www.tribalmedia.co.jp/blog/)の方にも転載いただいております!