11 August, 2011

2011年注目すべきトレンド ”ながら利用”





先日、どのTV番組がTwitter上で多くつぶやかれているかを見ることができる『TuneTV』(→『今まさにツイッターで盛り上がっている番組がわかるiPhoneアプリ「tuneTV」:MarkeZine(マーケジン)』)というアプリが出ていましたが、このようなユーザーがなんらかの行動をしている中に使用されるアプリというのは今後さらなる成長が見込まれる分野として非常に注目を浴びています。

今回はそんなトレンドの実態をReadWriteWebの記事から紹介していきたいと思います。

Yahoo!の調査によると、携帯電話でインターネットにアクセスする人の86%はそれをTVを見ているときに使っているそう。
そしてそのうちの25%は見ているTV番組に関連するものをインターネットで見ているのだとか。



さらに、最近は特定キーワードに関する番組を自動録画してくれる機能なども増えてきていますが、TVをみながらネット上でリアルタイムにコミュニケーションをとるという行動はますます一般的になっています。
それは、GetGlue(GetGlueに関して詳しくはこちら→『GetGlueが変えるエンターテイメントの楽しみ方』)の利用データにも如実に現れていたり。



そのマーケットとしてのポテンシャルを示すかのように、同じ分野のプレイヤーも、『Miso』、『IntoNow 』、『Philo』など増えてきています。


また、リアルタイムコミュニケーションの代表格、Twitterもこの分野での活用が注目されています。
具体的に挙げられる事例が人気番組Gleeで起こった”Glee Phenomena”。
GleeのキャラクターたちがGleeの放送開始からその終わりまでTwitterでそれについて投稿したことで、Twitter内でGleeという単語が爆発的に増加。
それによってTwitterのユーザーたちのリアルタイムでの視聴意向が高まったというものです。

日本でもTwitterにスポットを当て「渋谷なう」の一大センセーションを起こした「素直になれなくて」の初回などまさに同様のケースといえるのかも。


また、TV番組やCMの詳細情報を取得することができる『WiOffer - Login』のようなアプリなども増えています。
これから視聴者にクーポンやリマインド、問い合わせ先を提供するといったケースも増えていきそうです。



---
様々なデータが提示されていましたが、こういった分野において日本の場合、Twitterがかなり強いため、そこからいかにトピックを分けていくかといった考えでの展開が多いように思います。(今回のTuneTVも同様のケース)

また、こういった分野はTV局こそ展開するべきだと思うんですが、なかなか動かないんでしょうかね。
アメリカはスタートアップと大企業との距離が近いため、GetGlueなどもそのようなTV局とどんどんパートナーシップを組んでいってます。
日本も出遅れないことを祈るばかり。


【参考】
Top Trends of 2011: Second Screen Apps



※こちらの記事はTMHブログポータル(http://www.tribalmedia.co.jp/blog/)の方にも転載いただいております!
\