04 August, 2011
モバイル決済の未来
世界最大のオンライン決済サービス、PayPalは「財布は2015年までになくなる。」という大胆な予想をしていたりするのですが、これからの経済・社会のあり方を変えていくテクノロジーとして挙げられるものの1つにモバイル決済があります。
日本では既にSuicaやEdyなど様々なモバイル決済通貨がありましたが、世界ではまだまだこれから。
PayPalだけでなく、Google WalletやSquareのような新たなプレイヤーも力をつけてきています。
そんなモバイル決済について、Mashable!に掲載されていたインフォグラフィックスから情報をまとめてみたいと思います。
■モバイル決済マーケットの展望
Juniper Research社の調査によると、現時点でモバイル決済は2400億ドルの規模があるが、今後この2倍、3倍という規模にさらに拡大していく。
2013年までにNFC付きの携帯電話の売上は750億ドルを超え、世界中の携帯の5台に1台はNFCを搭載すると予測される。
2014年までにNFCを通じた取引を500億ドルを超え、Googleの予測では世界中の携帯の半分はNFC技術を備えている。
2015年には、モバイルを通じた取引の総額は6700億ドルを超える。
■モバイル決済における腫瘍プレイヤー比較
▼Google Wallet
Androidユーザー向けの支払いプラットフォーム。
Nexus 5 4Gには、既にサービスがローンチ後すぐに利用可能にするチップが搭載されている。
Google Offerなどのサービスにおける活用を視野に入れ、Citi BankやMasterCardなどとパートナーシップを組んでいる。
▼ISIS
AT&TやVerizon、T-Mobileといった携帯キャリア各社が協力し、進めているモバイル決済プラットフォーム。
この3キャリアの携帯なら共通して機能する点が強み。
複数のクレジットカード情報を登録し、使い分けができること。
▼Visa(Visa Wallet)
Visa自体が進めているモバイル決済プラットフォーム。Visaとその他金融機関14社が参加。
ほとんどのスマートデバイスで機能するようになり、NFCにも対応していく予定。
▼serve (American Express)
American Expressの顧客を対象としたプラットフォーム。American Expressが展開するモバイル決済端末、Payfoneで展開される予定。
高いセキュリティとAmerican Expressのもつネットワークが強み。
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全く知識がないままご紹介しているため、なぜ時代がようやく追いついてきたと思われる日本勢が未だに元気がないのかなどよくわかっていないのですが、以前、@yokokloedenさんが『FeliCaがガラパゴス化した3つの理由 - 1』、『FeliCaがガラパゴス化した3つの理由 - 2』で書かれていた理由3つのうち日本と海外の技術差によるオーバースペックは少なくきているのではないかと思うので、是非しっかりとしたマーケティングを行い、頑張っていただきたいなぁーと思ったりします。
【参考】
『The Future of Mobile Payments [INFOGRAPHIC]』
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※こちらの記事はTMHブログポータル(http://www.tribalmedia.co.jp/blog/)の方にも転載いただいております!