09 May, 2011

スタートアップの実像



Techcrunchに『The Next 10 Years Will Be Great For Both Founders And VCs(次の10年はスタートアップを始めたい起業家とベンチャーキャピタルについて素晴らしいものとなるだろう。)』なんて記事が昨日もありましたが、そんななかテクノロジー系のスタートアップの実像についてfocus.comが作ったインフォグラフィックが興味深かったのでご紹介。(図下にて概要解説)



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(インフォグラフィックより)
■スタートアップを始めるのはどんな人か?
・大概は1-2人(3人以上で始めるのは20%程度)
・スタートアップを始める資金の85%は貯蓄あるいはコンサルティングから得ている(15%はエンジェル投資家からの投資あるいは家族からの借金)

■スタートアップはどんなものにお金を使っているのか?
・ほとんどのスタートアップはハードウェアに170ドル以上払っていない(ほとんどのスタートアップは高価なハードウェアなしでモバイルアプリの開発を行っている)
・大概のスタートアップの月間支出は80-500ドル程度

■スタートアップの寿命
・45%は6ヶ月ももたない
・9ヶ月もてば、おそらく1年目の山は超えられる

■世の中のスタートアップは今何をやっているか
・32%は試作品をつくっている
・30%は商品を売る準備をしている
・28%はピッチを行っているか、ピッチでの結果をうけて作り直しにかかっている

■黒字化はいつ?
・多くのスタートアップは3-12ヶ月で黒字化すると考えている(22%はいつになるかわからないと考えている)
・しかし、黒字化するのは10%に過ぎない

■彼らはどんな問題を抱えているか
・50%は製品開発に問題を抱えている
・20%は営業やマーケティングに
・30%は十分な時間がないと考えている

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個人的に多くのスタートアップは半年持たないことは想像できましたが、多くのスタートアップの月間支出が500ドル(<5万円)よりも低いとは想いませんでした。アイデアが浮かんだらどんどんトライしていくことが大事ということでしょうか。
また、20%は営業・マーケティングに問題があるということでテクノロジー系とはいえど、文系職にも少なからず需要があるのかもしれません。

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