13 May, 2011

コンピューターが感情を理解する日

Facial Recognitionという技術をご存知でしょうか。
日本語では顔認証、生体認識と訳すらしいのですが、この分野は位置情報やARと並んで今後注目される技術らしいのでちょっと調べてわかったことをご紹介。

僕の認識では(間違っていたら是非ご指摘いただけると)、ARが情報に情報に新たな情報を加えるのに対し、Facial Recognitionは複雑で微妙な情報をより正確に認識する技術。

Facial Recognitionの精度が上がると、

1. 動作だけでPC上のものを自在に動かせるようになる。
2. 音声検索ができるようになったGoogle検索の精度が表情やその人の性別を正しく認識することでより向上する。

といったことはすぐに思い浮かぶと思うのですが、Facial Recognitionは未来の広告にとって重要な技術だったりします。なぜなら、それによって現在よりもさらに精密なターゲッティングができるようになるからです。

今、FacebookやLinkedInではユーザーの性別、年齢、現在住んでいるところ、出身、学歴・職歴、言語など様々な情報からターゲッティングできるのですが、Facial Recognitionでは例えばTVを見ている人のそのような情報を瞬時に手に入れらるだけでなく、表情などの情報も加えた上でそのときのその人に最も最適な情報を出し分けることができるようになります。
(もちろん、その人のバッググラウンドについて表面的な情報から得ることはできないのですが、生体認識からソーシャルメディア上の情報を得ることはARの発展に伴って可能になると思われます。)

最近、そんなことを可能にするAugmented Reality + Facial Recognitionなアプリ、『Viewdle』などもリリースされています。

Viewdle - Photo and Video Face Tagging from Viewdle on Vimeo.



Facial Recognitionは位置情報やARのような新技術と比べてあまり注目されていないのですが、今後その重要性が注目されるようになると思うので是非ウォッチしておきたいところです。

ちなみに、Facial Recognition技術の今を知るにあたっては、以下のレポートなどが有益でした。(うまくレポートされきれてないのですが。。)



Kenichi Nishimura (@nike1125)をフォロー

こちらの記事はTMHポータルの方にも転載いただいております!
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