24 May, 2011

世界に広がる”Etsy”モデル





Etsy』(エッツィーと発音するそう)というサービスをご存知でしょうか。

Etsyが創るEコマース 3.0「Discover」と「Engagement」がソーシャル時代のスタイル - クローズドとソーシャルの交差点』で書かれている通り、『人がモノを作って生計を立てることができるようにし、製作者と購入者をもう一度つなぎあわせること』をミッションとし、『新しい経済の仕組みをつくり、よりよい選択肢を示す』というビジョンを持つEtsyはハンドメイドなアイテムを出品、販売できるマーケットプレイスで、アクセサリーや小物、洋服など幅広いアイテムを扱っており、売る側は各々が自身のページを通じて、販売することができます。

とてもおしゃれでかわいらしいものが多く、特に女性にとっては見ていて非常に楽しいサイトではないかと思うですが、そんなEtsyのモデルが世界に広がっていることをここ数日で実感したのでご紹介。

まず1つ目が、ロンドン発のstart-up、『Boticca



デジタル・ガレージも出資者に名を連ねるBoticcaは元々PEに務めていたKiyan Foroughi氏が自身の旅行先の市場で出会ったデザイナーの商品に感銘を受けたものの、旅行後、コンタクトがとれなくなってしまい、友人に薦めることもできなくなったという経験から始まりました。Boticcaは、Etsyとの違いを『ハイエンド(より高級)』な路線にあると考えており、現在までに世界30カ国の180人の職人が集まっているとのこと。

集まってくる商品の違いで差別化するBotticaに対し、集中戦略をとっているのがレバノン発の『achtART』。



『achtART』はレバノンの職人やアーティストを支援することに主眼を置いており、中東ならではのエスニックなアイテムが購入可能です。まだまだ始まったばかりですが、こちらも非常に面白いアプローチ。

素晴らしいアイデアというのは拡散するものですし、これからも『Etsy』と同じようなサービスが出てくるのではないかと思うのですが是非、協業しながら市場を拡大していってもらいたいところです。

ちなみに日本だと、『BAUry』というのがあるようです。こちらも期待:)

【参考】
Boticca Brings Etsy’s Model to High-End, Global Design: Tech News and Analysis «
achtART, e-shopping Site for Arts and Crafts from Arab and Lebanese Artists and Craftsmen - ArabCrunch

Kenichi Nishimura (@nike1125)をフォロー

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