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FacebookやTwitterといったソーシャルメディアを超えるスピードで成長を続けるサービスに、写真共有アプリ、『Iinstagr.am』があります。
Instagramは、簡潔にいうと、”iPhoneで撮った写真を簡単にオシャレに加工し、即座に共有できる”アプリなのですが、3ヶ月でユーザー100万人を、そのさらに約1ヶ月後には200万人、3ヶ月後には300万人を突破するという記録的な成長を見せ、先日700万ドルの資金調達に成功しました。(使い方について詳しくは→『5分でわかる Instagram の始め方』)
最近はマーケティングやPRの場としても注目を集め、ハッシュタグを用いたキャンペーンを実施する企業が海外だけでなく、日本でも出てきました。
『スゴイのはユーザ数だけじゃない、ブランドも注目し始めた写真共有サービス“instagram”【三橋ゆか里】』
『ローソン、キャンペーンにiPhone対応の写真共有サービス「Instagram」を活用』
オンライン通販の企業として著名なZapposも自身のFacebookページ内でInstagram上のZapposに関わる写真を表示させていたり。
Instagramが成長を続ける大きな理由として挙げられるのが、Instagramを活用したサービスが次々を生まれ、Instagram自身がプラットフォームとなっていること。
『PCから『Instagram』をもっと楽しむためのWebサービス25個まとめ*二十歳街道まっしぐら』では、
・PCでInstagramを見られるサービス
・Instagramで人気の写真を閲覧できるサービス
・特定ジャンル限定のInstagram
・Twitterと連携したInstagram
・Instagramをもとに色々と拡張したサービス
が紹介されていましたが、その他、Instagram上の写真をリアルなものにするサービス群も増えてきています。
例えば、Instagramの写真から簡単にフォトアルバムを作れる『Keepsy』やポストカードを作れる『Postagram』、展示するためのフレームを提供する『hatchcraft 』など。
CEOのKevin SystromはTechcrunchでのインタビュー(『Instagramのファウンダー:「サービスはシンプルな機能を中心に始めるのがベスト」』)やFastCompanyでの記事内(『Instagram Founder Kevin Systrom's 30-Second Rule for App Success | Fast Company』)で製品をシンプルにすることの重要性を繰り返し説いています。
Systromの言うとおり、競争が激しい現代においては結局、単純なアイデアでどれだけユーザーを魅了できるかの勝負であり、それ以外の機能は他者に補ってもらうべきなのかもしれません。(その一方で、Twitterはサードパーティーへの規制を強化し始めましたが。)
これからInstagramを中心としたエコ・システムがどのように発展していくのか楽しみなところ。(対照的なTwitterの今後も。)
【参考】
『Instagram Spawns a Photo Ecosystem』
Kenichi Nishimura (@nike1125)をフォロー