25 April, 2011
Facebookアプリを考える上で大切だと思うこと
仕事上、Facebookアプリについて調べることがよくあります。(SNS上で遊べる「ゲーム」や「クイズ」など。ユーザーを広く巻き込む点が特徴的。日本だとmixiの「サンシャイン牧場」やtwitterの「診断メーカー」などはそれぞれのユーザーデータを利用しており、アプリということができると思います。)
そんな中、最近Facebook上で僕の周りに急速に伝搬しているアプリ、『My FB wall has been seen~』から考えたことを書いてみます。
『My FB wall has been seen~』は利用すると以下のような投稿がなされるアプリです。(ちなみに月間アクティブユーザーでは5万人を超えていました。)
この何人があなたのWallを見ているのかという情報の数値は完全にランダムに決まっているようなのですが、このような機能自体はFacebook自体にはないものの、足あと機能としてmixi等には以前からあるものです。
最近のFacebookブームの中で、mixiとFacebookは違うといった話(mixiはいろいろな情報が1ページ内に詰まっているのに対し、Facebookはシンプルだ、であったり実名であるか匿名であるかで全く異なる、など。)が広く言われるように感じるのですが、SNSというコンセプト自体は変わらないサービスであり、利用するユーザーが人である以上、誰が見ているのかやどれだけ見られているのかは社会的な動物として気になるのは当然であると思います。
世界最大のSNSだから、Facebookだから、と気構えるのではなく、これまで日本に存在していたSNSであるmixiやモバゲー、グリーなどからFacebookにないもの、活かせるものを考えてみるのは非常に重要な点ではないかと思います。
機能自体に大差はないにも関わらず、なんだかFacebook熱が高まり過ぎているように感じているので書いてみました。
注:ところでこのアプリ、かなりスパムっぽいです。ググッてもよくわからなかったこと、記事の論旨とは関係なかったため触れませんでしたが、ご利用にはご注意ください。