15 June, 2011

5ドルでちょっとしたお願いができる『Fiverr』のモデルが非常に面白い。





今朝は、Zen Breakfastという朝食会に参加させていただいたのですが、そこで’『Fiverr 』という非常に興味深いサービスを知ったのでそれについて。

この『Fiverr 』はその名称が示す通り、5ドルでちょっとしたお仕事をお願いすること、引き受けることができるサービスで一日のPVは500万を誇るほどのサービス。

「5ドルでそんなことをやります。」というものの中には、例えば「あなたをアニメ化した絵を書いてあげる。」や「写真にアーティスティックな加工をかけてあげる。」、「あなたのキャッチーなスローガンを考えてあげる。」といった軽いものからプログラミングやマーケティングなどの専門的なものまで多岐に渡り、カテゴリーとしては【作る系 - ギフト、動画、グラフィック、プログラミング、音楽など】、【アドバイス系 - ビジネス、レポート、旅行計画】など14種類が揃っています。

このサービスを教えてくれた@ryoma0421さんはちょうどLinkedInのプロフィールにアドバイスをくれるというサービスを購入したらしかったのですが、そのサービスの質に関心していました。

この『Fiverr』、5ドルで成立した取引のうち、1ドルを手数料として取るビジネスモデルなのですが、興味深かったのが、アメリカ以外にも英語が堪能なインド人、フィリピン人など発展途上国の人々も多くサービスを提供していること。

5ドルといえば、先進国ではお小遣い稼ぎ程度ですが、発展途上国ではかなりの収入。
サービスを受けた人からの評価はしっかりと並び順などに反映されるので、対価以上のサービスを提供できていれば、かなりしっかりとした収入源になりそうですし、サービスを受ける側としても「まぁ5ドルなら」とハードル、期待が低いのでもし仮に質が低くとも不満をもつことはなさそう。

その誰も損しないモデルとインターネットによってこそ成立したグローバルレベルでのマッチングに感動したのでした。
日本人もかっこいい漢字の名前を付けてあげるとか習字を送るなどで人気となるサービスを提供できるかも。

にしても、個人的にちょっと怖かったのが、インドやインドネシア人がプロフェッショナルなFacebookページを作る、とか運用代行します、みたいなサービスがあったこと。
ホント価格でないところで差別化できなければ、簡単にこういうところにアウトソースされてしまいますね。(逆に言えば、ちょっとした仕事ならこういったところにアウトソースするのが最も安上がり。)

A Whole New Mind(邦訳:ハイ・コンセプト)』の教えをしっかりと実行しなければと改めて実感した次第。




【参考】
5ドルであなたなら何をする?–お助けサイトFiverrは売り手も買い手も楽しめる
売る、買う、楽しむを5ドルでつなぐ、ソーシャルサイト『Fiverr』が人気の予感 – ロケットニュース24(β)



※こちらの記事はTMHブログポータル(http://www.tribalmedia.co.jp/blog/)の方にも転載いただいております!
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