04 June, 2011
Foursquareをマーケティングで使う際に気をつけたい5つのポイント
位置情報サービスを使ったオフラインとオンラインを交差したキャンペーンというのは日本でもこれから増えていくのではないかと思うのですが、それを行える代表的な位置情報サービス、Foursquareを使った際に起こりやすい失敗について、Mashble!がまとめてくれていたのでご紹介。(その他のサービスでも適用できる点は多々あると思います。)
1. 複雑なRewardを用意してしまう
獲得することが極めて困難なRewardを用意されても楽しむことはできません。シンプルにやりましょう。
Foursquareを使ったキャンペーンを行う理由の1つは顧客と店舗の間にある大きなギャップを埋めることにあるのだから。
(ちなみに、Foursquareで設定できるRewardは全部で7つ。①いっぺんに何人の人がcheck-inしたら獲得できるSwarm Specialや②友人とともに訪問したら獲得できるFriends Special、③何時以降にcheck-inした最初の何人という形で設定できるFlash Special、④最初にcheck-inしたときに獲得できるNewbie Special、⑤check-inした人全員が獲得できるCheck-in Special、⑥何度目のcheck-inでという形で設定するLoyalty Special、⑦メイヤーのみのMayor Special。)
Rewardは必ずしもクーポンやディスカウントである必要はありません。重要なことは普通の顧客では得られないものを用意し、特別だと思ってもらうことです。
2. スタッフがトレーニングされていない
スタッフ全員がFourwquareでキャンペーンを実施していることを認識させることを忘れないように。Specialを設けるとFoursquareより顧客用とスタッフ用の2種類のフライヤーが発行されるのでそれをしっかりとスタッフ全員に確認しましょう。新たなSpecialを設けた際や変更があった際にそれについて伝えることもお忘れなく。
3. Foursquareダッシュボードを使わない
Foursquareが提供するダッシュボードは有益な情報が多く提供されています。例えば、ユーザーの性別や何時にcheck-inしたか、など。これらの情報を次のSpecialを設定する際の参考とすることでよりターゲットに適したSpecialが設定できるでしょう。
また、Twitterなどと同期している場合には、そのような顧客がどのような人なのかを実際に見ることができるだけでなく、やろうと思えばコンタクトもとれることも意味します。
4. 過分なSpecialを用意してしまう
やり過ぎてしまっては、逆にコストが掛かりすぎてしまいます。やり過ぎに注意しつつ、顧客に喜んでもらいつつ、使ってもらう方法を考えましょう。
5. Foursquareでキャンペーンを実施していることを明示しない
check-in情報を明示することに対するハードルは一般的にはまだまだ大きいことは事実。従って、Foursquare上でキャンペーンを行っていることをユーザーに知ってもらうべく、シールなどを貼っておくようにしましょう。
Foursquareを使っているユーザー数を考えると、これがなければかなりの機会損失になりえます。
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東京はFoursquareが最も活発に使われている都市のひとつなのだし、もっとFoursquareを使ったキャンペーンというのは一般化していいのではないかと思います。
参考になれば幸いです:)
【参考】
『Top 5 Foursquare Mistakes Committed by Small Businesses』
Kenichi Nishimura (@nike1125)をフォロー
※こちらの記事はTMHブログポータル(http://www.tribalmedia.co.jp/blog/)の方にも転載いただいております!