11 June, 2011
インターネットが変える世界:教育編
インターネットを通じた教育というマーケットが340億ドルもの市場になる中、オンライン教育の現状をまとめたインフォグラフィックを発見したのでご紹介。
日本でもビジネス・ブレークスルー大学のオンラインベースの教育機関が始まり、非常に注目されていますし、グローバルではビル・ゲイツもそのような動きを促進させるべく活動しています。(→『ビル・ゲイツ、オンライン教育コースを提供するAcademic Earthに興味津々』)」
以下に概要まとめ。
<e-ラーニングのマイルストーン>
・1971: イギリスでOpen Universityが開講。25,000人が入学。
・1989: University of Phoenixがオンラインコースを開講。12人が入学。
・1993: e-ラーニングのクライテリアが制定される。
・1999: e-ラーニングという言葉が教育セミナーで作られる。
・2004: Khan Academy設立者、Salman Khanがいとこに数学を教えるべく最初のYoutubeビデオを投稿。これが後の団体設立に繋がる。
<340億の規模を誇るオンライン教育マーケット>
・Open Universityは現在、25万人の学生が学ぶイギリス最大の大学となっている。
・University of Phoenixは現在、50万人の学生が学ぶアメリカ最大の大学となっている。
・Khan Academyは2,100のビデオを提供し、総視聴数は4100万回を超える。
<インターネットが変える学び方>
・アメリカには25,000を超えるオンラインコースが存在している。
・オンラインのみで学ぶ学生がアメリカには300万人いる。
・オンラインのコースで学ぶK-12(幼稚園から高校3年生)は100万人を数える。
・現存する一般的な大学の67%はオンラインコースを提供できる水準を満たせていない。(オンラインの方がレベルが高い)
・オンラインで学ぶ学生のほぼ半数は26歳以上。
・大学生のうち、半数は最低1つ以上オンラインで科目を受講している。
・高等教育機関の75%は将来的にオンラインラーニングの分野に参入することを考えている。
・2019年までに教育の半分はオンラインで提供されることが予測され、その多くは無料である。
・iTunesUでは800を超える大学から350,000の授業が提供されており、その中にはStanfordやYale.Oxfordなどが含まれる。
・Bill Gatesは学生の学習を支援するFacebookアプリ開発を支援するべく、200万ドルを寄付した。
・昨年、London School of Business and Financeは全ての授業がFacebookアプリで展開される国際MBAのコースを開講した。
インターネットによって、高等教育はもはやエリート層だけのものではなくなりつつあります。”世界中のどこの子供も(全体から)置き去りにされない”という環境がもうすぐ現実になるのかもしれません。
Via: OnlineEducation.net
【参考】
『How Online Education Is Changing the Way We Learn [INFOGRAPHIC]』
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