08 June, 2011
Facebookコマースに今、参入するべき4つの理由
Facebook Dealsが始まり、いよいよ日本にもソーシャルコマースの波がこれから来る感じとなることが予想されます。
そんな中、Social TimesにFacebookコマースに関する記事が上がっていたのでご紹介。
原文より「今、参入すべき理由」としましたが、日本ではおそらくまだ先の話。ただ、Facebookのこれからの動きは日本にも必ず適用されるはずなので知っておいて損はない内容だと思います。
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1. Facebookはモールである
何百万というユーザーが毎日Facebookにログインしており、そこには友人とコミュニケーションを取る、ゲームをする、メッセージを送る、など様々な目的がある。
現実のモールもターゲットとなる顧客をフードコートや屋上遊園地などの娯楽設備で呼びこむことからプランニングを始めるが、Facebookはまさにそのような娯楽設備が揃っている状態であり、今がまさにFacebookでの買い物が行われるべきタイミングにあるといえる。
Facebook自体がその促進を行うのはスケールすることが明白になる以降だろうが、そうなった際にはFacebookは効率的な店舗運営の方法や成功事例の紹介を行うようになるだろう。
2. ユーザーはFacebookページにより多くの時間滞在するようになる
現在のところ、ユーザーが一度LikeしたFacebookページを閲覧することはあまり起こっていないが、このような現状は近く変化するはずだ。
なぜなら、現状のままではニュースフィードからのマネタイズやデータ収集の機会がFacebookにとってもブランドにとっても乏しく、ブランドは広告やマーケティングと売上との間に存在する関係がクリアなものになればより積極的に活用するようになるからだ。いずれ、Facebookの構造は様々なプラットフォームに対してさらなる発見を促すようなものになるだろう。
3. 将来のFacebook上の仮想店舗は現在の形をそのままとるのではない
ウェブコマースの黎明期を勝ち抜いたのが伝統的な企業ではなく、Amazonのような革新的な企業であったように、ソーシャル時代に適した戦略を取らない限り、Facebookコマースでは成功できないだろう。
Facebook上の店舗運営はソーシャルグラフからの情報を用いた厳選かつターゲットされた商品を提供することになるだろう。可能性としては、Facebookにおける購買というのはストアのみのモールに個人の好みにあった商品を求めて訪れるようなものになるのではないだろうか。
4. Creditが当たり前になる
Facebook上の仮想通貨、Facebook Creditの使い道は現在はかなり限られたものだがその活用法、入手法の最大化をFacebookは必ず行い、Facebookコマースにおける共通通貨となるだろう。
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1に関しては海外ではまさにそんな感じですね。Twitterはフロー型でそこまで多機能なプラットフォームにならなそうですし、この点はやはりSNS型サービスの特徴ともいえるところ。
2に関してもまさしくでFacebookページへの内部流入というのは実はかなり少ない。この点を変わってくると、企業が参入する意味がより鮮明になってきます。
3は先行して試行錯誤する必要性を訴えているのではないかと。
4はまだまだ読めないですが、Creditの存在感を上げていく上で実際の商品売買というのは欠かせないところですよね。
これからどんな購買スタイルが生まれるのか楽しみなところです。
【参考】
『5 Reasons the Time for F-commerce is Now - SocialTimes.com』
Facebookを活用したソーシャルコマースの類型については斉藤さんの記事をどうぞ。
『Facebookを利用したソーシャルコマース、その類型化と事例紹介:In the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ』
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