18 June, 2011

Appleの歴史を広告とともに眺めてみる





Web Design Blog - Webdesigner Depot』にAppleの初期から現在までの広告が載っており、非常に興味深かったので、ご紹介。クリエイティブは見ていて楽しいですなぁ。

変化していっていると感じたのは以下の3つ。

1. ヴィンテージ調から白色へ
初期の頃は、以下のようなヴィンテージバックなものばかりですが、徐々に白バックなものになっていきます。これは時代性の移り変わりですかねー。





2. 文字によるコミュニケーションからヴィジュアルによるコミュニケーションへ
初期の頃は、以下のように広告における文字が非常に多いのですが、徐々にヴィジュアルが全面に出るようになってきています。Appleというブランドや商品について文字で説明する必要がなくなったという点が大きいのでしょうね。





3. 世界観でのコミュニケーションから商品でのコミュニケーションへ
初期の頃には衝撃的だったコンピューターが社会に浸透し、それによって実現する世界観を訴えかけるよりも、商品を伝えるようなコミュニケーションに変化していっています。上の変化と対照的なのが面白いところ。





以下、時系列順にいいな、と思ったものを。

























テレビ広告もいくつか。

APPLE MACINTOSH 1984 SPOT from diego lopez on Vimeo.



こちら結果的に大失敗に終わったPDA、NewtonのCM。iPadのビジョンを20年前から見ていたApple。

Newton_Who_is_Newton from yuanxi.tw on Vimeo.



最後に一番のお気に入り。"Think Different"のCMは以下。

Apple - "Crazies" from Acme Fish on Vimeo.



Here's to the crazy ones. The misfits. The rebels. The troublemakers. (クレイジーな人たちがいる。 反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。)
The round pegs in the square holes. The ones who see things differently. (四角い穴に丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見る人たち。)
They're not fond of rules, and they have no respect for the status quo. (彼らは規則を嫌う。 彼らは現状を肯定しない。)
You can quote them, disagree with them, glorify and vilify them.  (彼らに心を打たれたり、反対したり、賞賛したり、けなしたりすることはできる。)
About the only thing you can't do is ignore them because they change things. They push the human race forward. (しかし、彼らを無視することは、誰にも出来ない。 なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。彼らは人間を前進させた。 )
And while some may see them as crazy, we see genius. Because the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.(彼らはクレージーと言われるが私たちは彼らを天才だと思う。自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが本当に世界を変えているのだから・・・・ )

ちなみに、2002年ごろまでの広告は『The Mothership Apple Advertising and Brochure Gallery Index』でみられます。

【参考】
The Evolution of Apple Ads | Webdesigner Depot

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